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旦那に内緒で任意整理できる?バレるリスクを最小限に抑える方法を紹介

旦那に内緒で任意整理できる?バレるリスクを最小限に抑える方法を紹介
この記事でわかること
  • 任意整理は最も旦那にバレにくい債務整理である
  • 専業主婦でも旦那に内緒で任意整理することは可能
  • ただし100%バレないという保障はない
  • 弁護士・司法書士に依頼することでバレるリスクを最小限に抑えられる

主婦の方で旦那に内緒で借金をしている方は多いのではないでしょうか。借金は順調に返済しているうちは問題ないですが、返済が苦しくなってくると、さまざまな理由から家族に借金のことがバレる可能性が高まります。

それだけに、主婦の方は旦那にバレないうちに借金問題を解決してしまいたいと考えることもあるでしょう。そんなときに最も有効な債務整理の方法が任意整理です。

この記事では、旦那にバレるリスクを最小限に抑えて任意整理をする方法について解説します。

パート主婦や専業主婦でも任意整理はできるのか

主婦の中でも、パート勤務や専業主婦などで自由に使えるお金が限られている方の場合、そもそも任意整理ができるのかが気になることでしょう。

結論からいえば可能ですが、無制限に可能というわけではありません。

任意整理の仕組み

まずは任意整理の仕組みについて説明しましょう。任意整理は、債権者と直接交渉して今後の返済額や返済期間を決め直す債務整理の方法です。

債務整理には、他にも個人再生と自己破産があります。その中で、任意整理だけが裁判所を介しない手続きとなっており、債権者を任意に選んで減額交渉できるというメリットがあります。

その反面で、任意整理では借金を大幅に減額することは難しいというデメリットもあります。基本的に将来利息は全額カットしてもらえますが、元金をカットしてもらえることは滅多にありません。一般的には、残った元金を3年~5年で分割返済していくことになります。

例えば、総額200万円(元金)の借金で任意整理をすれば、毎月約3万4,000円(5年払い)~約5万6,000円(3年払い)を返済していくことになります。

一定の収入があれば主婦でも任意整理はできる

残元金を3年~5年で完済できる程度の収入があれば、主婦の方も任意整理は可能です。

正社員として働いている主婦の方なら、十分に可能性はあります。また、パート勤務の方でも、家計のやりくりを工夫する必要は出てくるかもしれませんが、任意整理によって借金を完済された方はたくさんいます。

専業主婦でも家計を管理していれば任意整理は進めやすい

専業主婦であっても、任意整理をするために法律上の支障はありません。ただ、ご自身に収入がなければ、どうしても旦那の収入の中から返済していく必要があります。

旦那から給料を預かって家計を管理している方であれば、家計をやりくりすることで任意整理をすることも可能となるでしょう。

必要最小限の生活費しか預かっていない場合は、何らかの理由を申し出て、預かる金額を増やしてもらうとよいでしょう。それが難しければ、自分で何か仕事を始めて収入を得る必要があります。

任意整理は旦那に内緒でできる!その理由

任意整理は、債務整理の中でも最も家族に内緒で行いやすい手続きです。したがって、旦那に内緒で借金問題を解決したい方におすすめです。

ここでは、任意整理が旦那にバレにくい理由をご説明します。

裁判所の手続きが不要だから

任意整理では裁判所の手続きが不要なので、家族に内緒で行いやすくなっています。

この点、個人再生や自己破産を自分で申し立てた場合には、裁判所から決定書などが自宅に郵送されてきますし、電話連絡もあります。

また、手続きのために裁判所や個人再生委員、破産管財人などの事務所へ何度か出向かなければならないこともあります。任意整理の場合は、このような手間がかからず、債権者との間で内々に手続きを進めることが可能です。

財産を処分する必要がないから

自己破産では一定の評価額を超える財産を処分しなければなりませんが、任意整理では財産を処分する必要は一切ありません。

手持ちの財産が急になくなると旦那に怪しまれる可能性が高いですが、任意整理ではこのような心配が不要なのです。

整理する借金を自由に選べるから

個人再生と自己破産では、すべての借入先を手続きの対象としなければなりません。法律に従って裁判所で行われる手続きのため、「債権者平等の原則」が適用されるからです。

そのため、ローンが残っている財産があれば債権者に引き揚げられてしまいます。保証人がついている借金がある場合は保証人が一括返済の請求を受けるため、保証人との間でトラブルが発生することもあります。

このようなことがきっかけで、手続きをしたことが旦那にバレるケースも少なくありません。

それに対して、任意整理は個別の債権者と任意で協議する手続きですので、手続きの対象とする借入先を自由に選べます。ショッピングローンや保証人つきの借金を除外して手続きすれば、上記のようなトラブルを回避することが可能です。

妻が任意整理をしても旦那には影響はないから

妻が任意整理をしたからといって、旦那が保証人になっていない限りは返済の請求を受けることはありません。また、妻の任意整理によって旦那がブラックリストに掲載されるといった影響はありません。

なお、個人再生と自己破産では、裁判所への申し立ての際に旦那の給与明細や確定申告書の控え、生命保険の保険証券や解約返戻金見込額証明書などを提出しなければなりません。これらの書類を取得する際に旦那にバレるおそれがあります。

それに対して、任意整理では基本的に旦那の収入や財産に関する書類を提出する必要はありません。その意味でも、任意整理が最も旦那にバレにくい手続きであるといえます。

任意整理したことは公表されないから

個人再生または自己破産をすると、官報に住所や氏名が掲載されてしまいます。

官報は一般の方が閲覧することはほとんどありません。ただし、旦那が金融機関や不動産会社における債権回収など、官報をチェックする業務に従事している場合は、手続きをしたことがバレる可能性があります。

また、最近では官報に掲載された人の住所や氏名を地図上に掲載する「破産者マップ」のようなWebサイトも出現しています。ここに掲載されることによって個人再生・自己破産がバレてしまったというケースも実際にあります。

それに対して、任意整理は裁判所を介さず債権者との間で内々に行う手続きなので、官報や破産者マップなどのようなサイトに掲載されることはありません。

任意整理が旦那にバレないための注意点

任意整理は旦那にバレにくい手続きであるとはいえ、バレないという保障はありません。バレるリスクがあることを念頭に置いて、慎重に手続きを進めることが重要です。

任意整理が旦那にバレるリスクを最小限に抑えるためには、以下のポイントに注意しましょう。

ブラックリストの影響に注意する

任意整理をすると、約5年間はブラックリストに掲載されてしまいます。その間は、新たな借入やローン、クレジットカードなどは利用できません。

その影響で、以下のようなリスクが生じることに注意が必要です。

  • 車、家電などを購入する際にローンが組めない
  • 突発的にお金が必要となってもキャッシングできない
  • 住宅ローンの連帯保証人になれない
  • 子どもの奨学金の保証人にもなれない
  • 教育ローンも組めない
  • ETCカードが使えない

そのため、任意整理をする前からご自身とご家族の生活設計をしっかりと考えておくことも重要となってきます。

ブラックリストに掲載されてもデビットカードは使えます。一括払いのみとなりますが、ほぼクレジットカードと同じ感覚で使えます。「使い過ぎないようにデビットにしてる」などと言っておけば良いでしょう。

債権者からの連絡が家族に知られないように注意する

任意整理を自分で行う場合は裁判所からの連絡はありませんが、その代わりに債権者からの連絡があります。和解交渉のための電話連絡は何度もありますし、交渉がまとまると和解書が自宅に郵送されてきます。

家庭にいる時間が長い主婦の場合は、旦那にバレずに債権者と連絡を取ることも難しくないでしょう。しかし、フルタイムで働いている主婦や、旦那が家にいる時間が長い場合には、債権者に配慮を求める必要性も出てきます。

裁判を起こされないように注意する

任意整理の交渉が進まないとき、債権者から裁判を起こされることがあります。裁判を起こされると、裁判所から自宅へ「支払督促」または「訴状」という書類が、ある日突然に届けられます。

これらの書類は「特別送達」で送付されるので、受け取りの際にサインまたは押印が必要です。そのため、家族に書類を見られるリスクが高まります。また、裁判に対応するためには基本的に裁判所へ出頭する必要もあります。

実際のところ、旦那に内緒で借金をしていても、債権者から裁判を起こされたことでバレてしまうケースが数多くあります。裁判を起こされないようにするためには、早期のうちに債権者との交渉を進めて和解を成立させることが重要です。

和解後の返済を滞納しないように注意する

和解が成立すると、合意した内容に従って返済をしていかなければなりません。返済が遅れると、債権者から確認や督促の連絡が入りますので、旦那にバレるリスクが出てきます。

また、ほとんどの場合は返済が2回分以上遅れると期限の利益を失い、残額に遅延損害金を加算して一括返済を請求されます。こうなると、厳しい督促が頻繁に来るようになりますし、裁判を起こされる可能性も高まります。

このようなリスクを回避するためには、ある程度余裕のある返済プランで和解し、和解後は完済まで滞納しないように返済を継続することが必要です。

個人再生・自己破産も旦那に内緒でできる?

実は、個人再生と自己破産も任意整理と比べればリスクはありますが、旦那に内緒で手続きをすることは可能です。

個人再生をする場合

個人再生は、裁判所に申し立てをして、借金総額を大幅に減らすことができる債務整理の方法です。借金総額を原則として5分の1~10分の1に減らした上で、3年~5年で分割返済していきます。

個人再生には以下の2点の特徴があるため、自己破産よりも旦那にバレるリスクが低い手続きとなっています。

  • 財産を処分する必要がない
  • 仕事に影響することがない

ただし、高価な財産を所有している場合には「清算価値保障の原則」により、返済額が高くなる可能性があることに注意が必要です。

個人再生をするには安定収入が必要ですが、必ずしもご自身の収入である必要はありません。旦那の収入も含めた家計の中から、減額後の借金を3年~5年で返済できる見込みがあれば利用可能です。任意整理をしても返済できないほど多額の借金を抱えた場合は、個人再生を検討してみるとよいでしょう。

自己破産をする場合

自己破産は、裁判所に申し立てをして、一定の条件のもとに借金の返済義務をすべて免除してもらうことができる債務整理の方法です。

ただ、以下のデメリットがあるため、債務整理の中では最も家族にバレるリスクが高いといえます。

  • 財産を処分しなければならないことがある
  • 手続き中は一部の資格や職業に制限がかかる

とはいえ、自己破産をしても以下の財産は手元に残せます。

  • 生活や仕事に必要不可欠な財産
  • 99万円以下の現金
  • その他の財産で評価額20万円以下のもの

実際には、何も財産を処分することなく自己破産手続きを終える人の方が多くなっています。

また、仕事に悪影響が及ぶのは一部の職種のみです。大半の方は、資格や職業の制限を気にする必要はありません。ただ、生命保険の外交員などでは仕事を辞めなければならない可能性もあることに注意が必要です。

多額の借金があっても旦那に内緒で自己破産をすることが難しい場合は、個人再生を検討することになるでしょう。

旦那にバレるリスクは弁護士・司法書士への依頼で最小限に抑えられる

任意整理に限らず、旦那に内緒で債務整理をするための最良の方法は、弁護士または司法書士に依頼することです。

弁護士・司法書士に債務整理を依頼することで、以下のメリットが得られます。

  • 受任通知の送付により督促がすぐに止まる
  • 債務整理の手続きはすべて弁護士・司法書士が代行してくれる
  • 手続きに失敗するリスクがほとんどない
  • 最適な解決方法がわかる

任意整理を依頼した場合、債権者との交渉は弁護士・司法書士が代行しますので、自宅に債権者から連絡が入ることはありません。和解書も弁護士・司法書士が代理人として債権者と取り交わしてくれます。

依頼した弁護士・司法書士と連絡をとることは必要ですが、事情を話せば以下のような配慮をしてもらうことが可能です。

  • 連絡は携帯での通話、メール、LINEのみとする
  • 通話の場合は時間帯を考慮する
  • 書類は自宅に郵送せず、依頼者が事務所へ取りに行く

自分で任意整理をする場合と比べて、旦那にバレるリスクが極限まで低下することがおわかりいただけるでしょう。

まとめ

主婦の方が任意整理をする場合、できれば旦那に事情を話して、夫婦で協力して取り組むことが理想的ではあります。しかし、何らかの事情でそれが難しい場合でも、旦那に内緒で任意整理ができる可能性があります。

そのためには、弁護士または司法書士という債務整理の専門家に手続きを代行してもらうことが最良の方法です。弁護士・司法書士のサポートを受けて、早めに借金問題を解決してしまいましょう。

メインの執筆者かつ9312

元弁護士。関西大学法学部卒。15年にわたり、債務整理、交通事故、相続をはじめとして、オールジャンルの法律問題を取り扱う。
債務整理では、任意整理、個人再生、自己破産の代行から過払い金返還請求、闇金への対応、個人再生委員、破産管財人、法人の破産まで数多くの事案を担当経験する。

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