こんにちは(*´(エ)`*)
ホワイトベアー株式会社です。
今回は内部対策の一つとしてお願いすることが多い
「重複コンテンツ」についてです。
この重複コンテンツは、何かと問題になってくることが多々あります。
今回は「重複コンテンツ例とその解決ポイント」を交えながら、解決策について考えていきたいと思います。
もし「ウチのサイトも重複コンテンツが多くて困っているんだよなぁ…」というwebご担当者様がいらっしゃいましたら、
ぜひ当社にご相談ください!
重複するコンテンツ=重複コンテンツとは?
同一サイト内や別サイト間で、コンテンツの内容が重複しているものを
「重複コンテンツ」といいます。
そして、この「コンテンツの内容が重複している」という状態には実に様々なケースがあるのです。
■Googleの公式ガイドラインはこちら
⇒重複するコンテンツ - ウェブマスター ツール ヘルプ
そしてこの重複コンテンツの問題は、Googleのパンダ・アップデートにも関わってくる部分がありますので、サイトを制作する際には十分に注意が必要です。
なぜ「重複コンテンツ」が問題なのか?
Googleは検索結果に多様性を追求しています。
例えばダイエットの方法を知りたくて、「ダイエット」と検索した時に、検索結果にビリーズブートキャンプ(古い^^;)の情報、しかもどのサイトも同じ事しか書いていない、という検索結果になったらどうでしょうか?もっと他のダイエット方法はないの?!もっと他の情報はないの?!と思うのではないでしょうか?
そんなユーザーの為にGoogleは、同じような内容のものは1つだけに絞って、他の似たようなサイトは検索結果には表示しないようにするのです。
これが重複コンテンツが問題と言われる所以になります。
さらに、現在ではGoogleによりパンダ・アップデートが実施されており、「低品質なサイトのランキングを下げる」という動きがあります。
この「低品質なサイト」というのが正に、コピーして作られたサイト・重複コンテンツに該当してくるのです。
今回は、ご相談やご依頼を頂くお客様のサイトで、特に多く見受けられる重複コンテンツについてピックアップしてみたいと思います。
重複コンテンツのケースその1:他サイトから文章をコピーして利用している
他サイトから文章をコピーして利用しているサイトの場合は注意が必要です。
これには次のようなコンテンツが挙げられます。
- 用語集
- 物販サイトにて、商品説明の文章
- 公的・法的な内容のコンテンツ
- サービス紹介の文章
⇒懸念点
例えば、用語集を作ることで、各用語での検索流入を狙うことができるのですが、他サイトからテキストをコピーして作ってしまっては、検索結果の多様性から外れてしまいます。
また、こういったコピーテキストによるページをサイトに保有していることで、その数が増えれば増えるほど、低品質なサイトということでパンダ・アップデートに引っかかってくるのです。
用語集
難しい用語が多用されるようなサイトには、用語集が用意されているケースがあります。
もしくは、SEO目的でサイトのボリュームをアップさせる為に用意されたケースもあります。
用語集を作るのに、他サイト(Wikipediaや競合サイト)からテキストをコピーしているサイトが非常に多いです。
⇒解決案
その用語について、運営者さま独自の見解や考えがあると思います。
それを盛り込んでいくことで、そのサイト特有の用語説明になっていきます。
自身で運営されているサイトなら、それは専門・得意分野になることが多いかと思いますので、ぜひその辺りを意識されることをお勧め致します。
物販サイトにて、商品説明の文章
物販サイト(通販サイト)にて、商品説明の文章がコピーになっているケースです。
その商品を取り扱っている所から引用してきたり、競合サイトからコピーしてきたりだと思います。
⇒解決案
商品数が多くなればなるほど手間がかかってしまうのですが、それぞれの商品について運営者からみたお勧めポイントや、お気に入りポイントなどを織り交ぜながら商品説明をすることで、オリジナル性の高い内容に変わっていきます。
また、その商品に対するお客様の声や、口コミを取り入れるのも良いかと思います。
ポイントは、商品説明が他のサイトと同じ事しか書いていないサイトと、サイト運営者さまのお勧めポイントや考えが入っていて、このサイトでしか見れない商品説明があるサイトの場合、あなたはどちらが気に止まりますでしょうか?
「このサイトで商品を買ってみたい」
「商品を選ぶならこのサイトを参考にしたい」
そう思ってもらえるサイト作りを目指すことで、自ずとこの問題は解決していくのではないでしょうか。
公的・法的な内容のコンテンツ
例えばお役立ち情報として税務的なことだったり、法律内容だったりをサイト上に掲載するケースです。
⇒解決案
公的・法的な内容は数値や詳細を書き換えることはできませんよね。
その場合は、この該当ページが訪問ユーザーの為ということであれば、検索エンジンにインデックスさせないようにするのも一つの手です。
また、その公的・法的内容についてわかりやすく説明した文章を加えることで、他サイトには無いコンテンツになるでしょう。
サービス紹介の文章
サービス紹介の文章が重複コンテンツになるのか?とお思いかもしれませんが、実際に見受けられるケースがあります。
恐らく、制作会社に丸投げしてウェブサイトを作った場合ではないかと推測します。
サービスの内容や、サービスの流れなど、他サイトからまるまるコピーして作られている場合があります。
⇒解決案
制作会社に制作を丸投げしないことが重要です。
サイト内に入れる文章も全て用意してもらえるのは、大変助かります。
しかしながら、その用意された文章は運営者さまの本当の声になっていますでしょうか?
制作会社の良し悪しにもなってくるかと思いますが、他サイトからコピーして書かれるなど、てきとうにテキストが用意されることもあるということを注意しておきましょう。
可能であれば、サイト内のテキストはご自身で用意したり、制作会社と打ち合わせを重ね熟考していくことをお勧め致します。
重複コンテンツのケースその2:同一サイト内で似たコンテンツがある
「同一サイト内で似たコンテンツがある」この問題の最も多いケースが次の内容になります。
地域ごとのページが設けられている
「メインキーワード + 地域名」で全国で上位表示を狙っているサイトの場合、狙う地域ごとにページを用意されているサイトがあります。
⇒懸念点
ここで問題になるのは、それぞれの地域ページの内容が、地域名を変えただけで、その他の内容は全く同じであるということです。
例えば・・・下記の2つ。
東京で不用品回収業者をお探しなら、シロクマサービスへ!シロクマサービスは東京地域でしたら、お電話1本ですぐにお見積もりに駆けつけます!
大阪で不用品回収業者をお探しなら、シロクマサービスへ!シロクマサービスは大阪地域でしたら、お電話1本ですぐにお見積もりに駆けつけます!
「東京」と「大阪」を入れ替えただけで、後は同じ文章になっています。
このように、地域名を変えただけで、魅せ方、コンテンツ内容、サービス内容が全く同じページがあるサイトは、注意が必要になってきます。
⇒解決案
この問題を解決するためには、各地域ページに差別化が必要になってきます。
この差別化をするにあたって競合サイトにて見受けられる策の一つに、各地域ページおいて「その地域の観光スポット情報を掲載している」サイトがあったりします。
確かに、これを各地域ごとに掲載すれば、それぞれのページにおいて差別化ができるかもしれません。
また、「地域=地域情報」という考えはすぐに出てきて、あまり頭を捻らせることなく簡単で楽ではあります。
ですが、例えば不用品回収業者にそのような観光スポット情報は果たして必要でしょうか?
恐らく、不用品回収業者を探しているユーザーに観光スポット情報は必要ないでしょう。
このように、各ページを差別化することしか頭にないということになってしまうと、いわゆる「SEO目的」のページになってしまいます。
でも、これが不動産サイトでしたら、各地域ページに観光スポットや周辺情報があるのはユーザーにとって嬉しい情報になるかもしれません。
不用品回収業者の場合でしたら、各地域を担当している担当者の紹介や、その地域の区で行われている不用品回収の内容と比較するなどすると、良いかもしれません。
SEOの知識に「ユーザーへの訴求・心遣い」を融合させて生まれるものがある
重複コンテンツの問題を解消するために、テキストの追加や修正が必要になってきます。
こうなってくると、「テキストの追加・修正=SEO目的」という意識が強くなってきてしまいがちです。
これを是非とも「ユーザーへの訴求・心遣い」という考えもプラスして、ご対応頂ければと思っています。
「心遣い」とは、検索して情報を求めて訪問したユーザーに対して、望んだ情報を提供し、満足してもらう・喜んでもらうという部分です。
「ユーザーへの訴求」とは、そのサービスに申し込みたくなる、商品を買いたくなる気持ちにさせる部分です。
「心遣い」だけでは、ただの良いサイトで終わってしまいます。ここからユーザーが申し込みをしてくれるように、「ユーザーへの訴求」も必須となります。
この辺りの考えが抜けてしまうと、ただ「テキストを増やせばいい」となってしまい、サイトコンセプトとはズレてしまったり、コンバージョン(成約)にも繋がりにくくなってしまいます。
「SEO目的にテキストを追加したから効果が悪い」「SEO的にテキストを追加することが億劫」という風に思われることもあるかと思います。
こうなってきた時は、SEOを意識するあまり、そもそもサイト運営に対する考え方がズレてきているサインかもしれません。。
確かに「重複コンテンツ問題を無くす=SEO目的」かもしれませんが、
それは同時に、
「重複コンテンツ問題を無くす=競合との差別化を図る」
ということにもなります。
「ユーザーへの訴求・心遣い」を意識すると、
「地域ページで地域に特化したテキストを追加する」というのも
どうにかユーザーにとって有益な内容にならないか?という意識を持つことになります。
そもそも、地域ごとにページを分ける必要はあるのか?
という部分にも行き着き、もっと違うサイト構成ができないか?という考えが出てきたりもします。
(ここは、地域ごとにページを作ることで効果を上げてきた過去の手法の名残があるかと思います。わたし達SEOに従事する者も、もっと良いサイト構成はないか、日々頭を捻らせる必要がある部分だと思っています。)
どうすれば、競合サイトと差別化を図れるか。
どうすれば、ユーザーに喜んでもらえるか、満足してもらえるか。
これを意識することが、重複コンテンツ問題から脱する一番の解決策になるのではないでしょうか。
SEO知識(今回の場合は「重複コンテンツがNG」という知識)があった上で、「ユーザーへの訴求・心遣い」を融合させ、生まれる答えがあると思っています。
わたし達SEO業者がこのことを意識することも大事ですが、
サイトを実際に運営している運営者さまが、「ユーザーへの訴求・心遣い」を無くしては成り立つことができないのも事実なのです。
ご参考頂ければ幸いです(*´(エ)`*)
参考サイト様
⇒Google、重複コンテンツ(コピペサイト)の対処方法について解説::SEM R (#SEMR)
⇒寄稿記事(全文転載)を行う時のベストプラクティス(SEO観点) ::SEM R (#SEMR)
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