こんにちは!
SEOディレクター兼、メディア事業部のYUSUKE(@whitebearseo)です!
今回は、はてなブックマークが2000userを超えた大ヒット記事のアクセス数や、現在までのアクセス推移、検索順位がどのように変動したか画像付きで公開したいと思います。
また、SNS上で拡散されるコツも一部ですが書いてみました。
はてなブックマークって何?
まずは公式サイトの説明から。
はてなブックマークは、オンラインにブックマークを保存・公開することで新しい体験ができる、ソーシャルブックマークです。はてなブックマークを利用すると、インターネットの情報をより深く理解でき、良質なページをより少ない時間で見つけられます。ブックマークすることで、知らないだれかと価値を共有するのは、すばらしいことです!
[引用元]http://b.hatena.ne.jp/guide
オンライン上にブックマークを公開し有用な記事やサイトを共有しあうサービスです。
つまり、数が多いほど様々な人に保存され「良い記事だ!」と太鼓判を押されたページという訳です。
はてなブックマーク2000user獲得したページ
弊社では下記のようなニュースメディアを運用しています。
離婚問題や円満に夫婦生活を送るためのコラムや情報、ニュースなどを紹介しています。
その中で下記記事が突如としてバズりました!
【男性も必見】お風呂掃除の決定版!簡単で超ピッカピカにするコツ
こちらの記事は、あまり知られていないクエン酸や重曹を使ったお風呂掃除の方法を細かく解説しています。
年末大掃除の直前に公開したことや、タイトルを試行錯誤したことで、沢山の人に読んでいただけました。
SNSでの拡散はざっくりこのくらいでした。
- Twitter:1126
- いいね!:1.5万
- はてなブックマーク:2171
- G+:67
※2015/9/15現在です。
はてブだけじゃなくツイートやいいね!本当にありがとうございます!
どのくらいのアクセス数があるのか?
それでは、どのくらいのアクセス数があるのか早速画像付きで解説していきます。
他ページからの遷移等を除く為、Google Analyticsで該当記事をランディングページとしてセグメントしています。
①公開日のサマリー
公開した2014年12月25日のサマリーです。
ユーザー数は2万を超えて、PVは2万6千を超えました。
②公開日の時間別アクセス数
午前7時に公開しお昼時にセッション数が最大になりました。
その後も1000前後で夜まで推移しています。
③リアルタイムアクセス
当日のキャプチャを取っていないので、画像はありませんが常時200~300アクセスがありました。
④公開後数日のアクセス数
公開後も急にアクセスが落ちる訳ではなく、2日後にセッション数が最大になりました。
その後、じわじわと落ちて1月8日にほとんどアクセスがなくなりました。
日を明けてアクセスが集まったのは、はてなブックマークで拡散されたあとFacebook・Twitterで拡散され、27日が土曜日(大掃除をこの日くらいから始める人が多い?)ということも重なり、公開日よりもアクセスが増えたと考えられます。
年を越し後は大掃除という雰囲気でもないので、いっきにアクセスが落ちました。
⑤各SNS別のアクセス数
公開からアクセスがほとんどなくなる1/8までのSNS別アクセス数です。
突飛すべきはやはりFacebookのアクセス数かと思います。
はてなブックマークの約10倍は驚きですね。
⑥公開後の検索流入
公開後まもなくQDFで「風呂」や「掃除」の単体ワードで上位表示されました。
10日ほどで落ち着き、「風呂掃除」がじわじわと上がってきました。
QDFとは時事性のあるホットな記事を上位表示させるアルゴリズムです。
SNSやニュースサイトなどで大きく取り上げられたり、急激に被リンクが増えることでQDFが発動します。
今回ははてなブックマークやTwitter、Facebookで大きく拡散されたことが要因と思われます。
検索流入は現在(2015/9/15)も増加傾向にあります。
ちなみに「風呂掃除」の順位は以下のように推移しています。
現在も落ちることなく1位をキープしています。
結論として検索エンジンへの効果はあったと言えます。
拡散してもらうために弊社でおこなった事
前述していますが、弊社ではこの記事を制作するにあたり、以下を何度も検討した後に公開しました。
記事の公開日
2014年は12月27日が最後の土曜日となり、世の中が大掃除モードになるのはこの日がピークだろうと目星を付けました。
Twitterやはてなブックマークで拡散した後、少しおいてFacebookで拡散されることを想定し、12月25日を公開日としました。
もう数日早くてもよかったんですが、クリスマスムードに潰されるかな?と懸念した為、ぎりぎりの公開にしました。
記事の内容
有用な情報であることは大前提ですが、書き方として「普段掃除をしない男の人でもできそう」と思ってもらえるようにしました。
年末休暇に入るタイミングなので、大掃除手伝って!と言われるお父さん方多いんじゃないかなぁ~普段掃除してない人は大変だろうな~と考えました。
すごく漠然とですが。
したがってこの記事をSNSで目にした男性は「これならできそう!嫁さんに喜んでもらえる!」、反対に女性は「ほら!男の人でもお風呂掃除できるってよ!手伝って!」と思ってもらえる記事構成にしました。
※記事内に出てくる「30代既婚の会社員の男」は弊社のWEBデザイナーで、お風呂掃除を1度もしたことないのは実話です(笑)
記事のタイトル
この方法は本当にピカピカになるので、説得力を加える為に全て言い切る形にし、イメージしやすい言葉を選びました。
【男性も必見】お風呂掃除の決定版!簡単で超ピッカピカにするコツ
今回の例で言うと、
- 男性も必見
「掃除 + 男性」と言う言葉で「簡単である」というイメージをしやすくしました。
※綺麗好きで掃除好きな男性の方、ごめんなさいm(__)m - 決定版!
誰が決めたと言う訳ではありませんが、言い切れるほどの情報なのでこの言葉を用いました - 超ピッカピカ
「ピカピカ」ではなく「ピッカピカ」です。より光ってる感がしますよね?(笑)
人が拡散する心理とは
人は「誰かに読んでもらいたい」と考えて、SNSで拡散する動機とはどのようなものでしょうか?
有用な情報で"保存したいだけ"であれば、外に向けて拡散する必要はありません。
それは、以下のような様々な心理があり「何を狙うか」を定めておいた方が良い場合があります。
- 保存
- 共有
- 共感
- 否定、突っ込み
今回の場合、あまり知られていない方法を誰かに共有したい!と思ってもらえるような構成にしています。
否定や突っ込みを狙って記事を作るのはオススメしません。
いわゆる炎上マーケティングと言われるものですが、諸刃なので一歩間違うと長く築き上げたブランディングに傷がつく場合があります。
まとめ
このヒット記事を生み出すまで、数多く失敗してきました。
否定を狙った訳じゃないのに、驚くほど突っ込まれることもありました。
そんな中、あーでも無いこーでも無いと言いながら、この方法論にたどり着きました。
今回公開したのはあくまで一部ですので、コンテンツ制作のお悩み・ご相談があれば下記よりお問い合わせください。