Youtube再生数6億8千万回の「Goosehouse」に学ぶコンテンツマーケティングの考え方

Goosehouseから学ぶコンテンツマーケティング

Goosehouseと言うシンガーソングライターだけで構成されたアーティスト集団をご存知でしょうか?

UstreamやYouTubeにカバー曲やオリジナル曲を配信し、インターネットとライブのみを拠点にして活動しているグループです。
テレビやラジオなどの露出はほとんどなく、ネット特有のリアルタイムの接触に重きを置いて活動しています。

そんな飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を集めているGoosehouseですが、コンテンツマーケティングという視点で見てもすごいなぁ!と思い、記事にしてみました。

そんなに人気があるの?

オリジナル曲の配信やCD発売もおこなっていますが、Youtube配信のほとんどはカバー曲となっています。

似たところで言うと「歌ってみた」「踊ってみた」「弾いてみた」などに代表されますが、断片的な接触しかない場合が多く、一見さんが一度再生しても配信者のファンになることは少ないのではないでしょうか?

比べてGoosehouseは
Youtubeのチャンネル登録者数約150万人、総再生回数約6億8千万回、と他のアーティストの追随を許さないほどハンパない数字を叩き出しています。(2015/11/10現在)

個々の才能を発揮しながら独自のアレンジで演奏しており、何と言っても動画が楽しそう!!と言う印象を受け、見ている方まで楽しくなります。

以前、自身のTwitterでこんなこともつぶやきました。

そう、リア充感がたっぷりで「おじさんこんな青春おくりたかったなぁ~」とか思ってしまいます。

まぁ、それは置いておいて。

どんなファンを獲得しているの?

wiki情報によると、

Goose houseのファンのことを「ハウスメイト」と呼ぶ。前述の通り、インターネット上での活動が中心ながらも、著名人の「ハウスメイト」も多く、矢作兼(おぎやはぎ)や、のり(オテンキ)が自身のラジオで、ベッキー、河野早紀(NMB48)、DaiGo、須賀健太、北山詩織らがTwitterやブログでファンを公言している他、フジテレビアナウンサーの三宅正治も自身が出演するめざましテレビ内でファンであるとの旨の発言をした。

[引用元]Goose house - Wikipedia

と書かれており、芸能人のファンも多く獲得しています。

また、現メンバーのTwitterフォロワー数は平均9万5千人、何か一言つぶやけば100件のいいねやリツートされる程です。
Instagramも積極的に利用しており、SNSを中心にして活動していることが分かります。

どのようにコンテンツマーケティングをおこなったのか

ここまで、どれだけすごいのか?について書きましたが、ではどのような戦略を立ててファン獲得をしているのか?について説明したいと思います。
(※あくまで個人的な見解です)

概ね以下のような流れかと。

  1. ファン層が好む楽曲を選出
  2. 高クオリティのカバー曲を配信
  3. ユーザーがYoutubeで有名アーティストの楽曲検索
  4. 2~5位近辺にGoosehouseのカバー曲を見つけ再生
  5. 関連動画にもファン層が好きそうな楽曲が何百曲と並んでいて再生
  6. Ustream配信を知り生放送を見る
  7. TwitterやInstagramをフォローする
  8. ファンになる!

この流れに広告は使っておらず、ただ動画配信を丁寧におこない、SNSで人となりをさらけ出して運用しているだけです。

難しい点と言えば、数百曲単位でカバー曲を投稿したこと、くらいでしょうか。


つまりどういうこと?

そもそもでコンテンツマーケティングとは見込み客や顧客に価値のあるコンテンツを継続的に提供し、優良顧客へ育てることです。

Goosehouseの戦略は、見込み客が好みそうな楽曲に焦点を絞り数百曲単位で投稿をおこなっています。

それにより、見込み客との接触機会が増え、また継続的にカバー曲の配信や生放送の配信をおこなうことで、ファンを着実に獲得していったと考えられます。

しかし「そんなに沢山の楽曲配信なんてできない!限界があるよ!」と言われてしまいますよね。

ここがまた上手いところで、全員が個々で活動するシンガーソングライターなので、楽曲のイメージやアレンジに合わせて演奏者を変えています。

つまり、1人に負担がかかり過ぎないという訳ですね。

Goosehouseのコンテンツマーケティングに何を学ぶのか

実は何も難しいことはなく「自分たちを好きになってくれそうな人に丁寧にコンテンツを作る」ってだけなんですよね。

それを確実に積み重ね、今のファン獲得に繋がったんだと思います。

これは音楽というジャンルだからじゃなく、何においても当てはまり、そして誰にでも出来ることだと考えています。

もし、コンテンツマーケティングやオウンドメディア制作でお困りのことがあれば、ホワイトベアーにご相談ください!

まとめ

ここまでざっと書いたんですが、最後にこんなにこの曲を楽しそうに歌う人たちに驚いたGoosehouseの動画を張って締めくくりたいと思います。