WordPressのbloginfo()の一部廃止と非推奨に要注意!使用箇所をしっかり確認

WordPressのbloginfo()の一部廃止と非推奨に要注意!

こんにちは、メディア事業部ウェブディレクターのコネル飯塚です。

「bloginfo()」はサイトのさまざまな情報を表示させる関数です。WordPressの管理画面から入力されたプロフィールや一般設定などの情報を表示させることができます。

この「bloginfo()」というテンプレートタグはよく使用される関数だと思いますが、一部のパラメーター(引数)が廃止になっていたり、非推奨になっておりますので、一度テンプレートファイル内の使用箇所をしっかり確認することをオススメします。

bloginfo()の一部パラメーターの廃止

WordPressのVersion 2.2よりbloginfo()のパラメーターである「'siteurl'」「'home'」が廃止されております。

<?php bloginfo('siteurl'); ?>
<?php bloginfo('home'); ?>

こちらは使うことができませんので、「home_url()」を使うようにしてください。

「home_url()」は、現在のブログのホームURLを返します。下記のようにechoによってURLを表示させることができます。

<?php echo home_url(); ?>


bloginfo()の一部パラメーターの非推奨

WordPressのbloginfo()のパラメーターである「’stylesheet_url’」「’stylesheet_directory’」「’template_url’」「’template_directory’」「’url’」「’wpurl’」は非推奨になっております。

<?php bloginfo('stylesheet_url'); ?>
<?php bloginfo('stylesheet_directory'); ?>
<?php bloginfo('template_url'); ?>
<?php bloginfo('template_directory'); ?>
<?php bloginfo('url'); ?>
<?php bloginfo('wpurl'); ?>

こちらは現在、非推奨になっておりますので、下記を参考に替わりのテンプレートタグを使うようにしてください。

bloginfo(‘stylesheet_url’)

<?php bloginfo(‘stylesheet_url’); ?>

こちらはCSSファイルである「style.css」のパスを表示させますが、下記のように「get_stylesheet_uri()」というテンプレートタグを使うことを推奨します。

<?php echo get_stylesheet_uri(); ?>

bloginfo(‘stylesheet_directory’)

<?php bloginfo(‘stylesheet_directory’); ?>

こちらは使用中のテーマのディレクトリのURLを表示させますが、下記のように「get_stylesheet_directory_uri()」というテンプレートタグを使うことを推奨します。

<?php echo get_stylesheet_directory_uri(); ?>

bloginfo(‘template_url’)とbloginfo(‘template_directory’)

<?php bloginfo(‘template_url’); ?>
<?php bloginfo(‘template_directory’); ?>

こちらも使用中のテーマのディレクトリのURLを表示させますが、下記のように「get_template_directory_uri()」というテンプレートタグを使うことを推奨します。
また、親テーマでは(基本的には)「get_template_directory_uri()」を、子テーマでは「get_stylesheet_directory_uri()」を使うよう考慮してください。

//親テーマの場合(基本)
<?php echo get_template_directory_uri(); ?>
//子テーマの場合
<?php echo get_stylesheet_directory_uri(); ?>

bloginfo(‘url’)

<?php bloginfo(‘url’); ?>

こちらはサイトアドレス(URL)を表示させますが、下記のように「home_url()」というテンプレートタグを使うことを推奨します。

<?php echo home_url(); ?>

bloginfo(‘wpurl’)

<?php bloginfo(‘wpurl’); ?>

こちらはWordPressアドレス(URL)を表示させますが、下記のように「site_url()」というテンプレートタグを使うことを推奨します。

<?php echo site_url(); ?>


bloginfo()の使い方

これまで説明したように、WordPressのバージョンによってbloginfo()の一部パラメーターの廃止や非推奨があります。今後もWordPressのバージョンアップによりテンプレートタグの変更はあると思われますので注意が必要です。

また現在でもよく使われているbloginfo()パラメーターの用途を紹介しておきます。

<?php bloginfo(パラメーター); ?>

bloginfo(‘name’)

「設定」→「一般設定」サイトのタイトルを表示する。

<?php bloginfo(‘name’); ?>

bloginfo(‘description’)

「設定」→「一般設定」キャッチフレーズ「このサイトの簡単な説明」を表示する。

<?php bloginfo(‘description’); ?>

bloginfo(‘charset’)

使われている文字コードを表示する。(UTF-8)

<?php bloginfo(‘charset’); ?>

bloginfo(‘admin_email’)

「設定」→「一般設定」メールアドレスを表示する。

<?php bloginfo(‘admin_email’); ?>

bloginfo(‘rss2_url’)

RSS 2.0 feed URL (/feed) を表示する。

<?php bloginfo(‘rss2_url’); ?>

まとめ bloginfo()の一部廃止と非推奨について

bloginfo()はこれまでによく使われてきたテンプレートタグなので、廃止・非推奨のパラメーターを使っていないか十分に確認する必要があります。

現在でもまったく使えないわけではありませんが、今後のバージョンアップにより表示されなくなる可能性もありますので、現在は使える関数含め定期的に確認していく必要がありますね。


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高校の卒業アルバムの「みんな一言」の欄に、安易につまらないことを書き残してしまいました。言葉は本当に難しいです。気を付けます、特にここは真面目な会社なので。