こんにちは、メディア事業部ウェブディレクターのコネル飯塚です。
第8回となる、この「ヘビーメタルSEO」ですが、前回の「SEO対策をするメリットとデメリットとは?」で、SEO対策を実施することのメリットとして、アプローチできるユーザーの範囲を広げられたり、費用対効果を高め、購買意欲が高い検索ユーザーの集客が可能となる。
そしてデメリットとして、期間と効果の設定が難しかったり、その指標となる数値が取りにくい点や、アルゴリズムや競合に変化があるため、それに適した対策をする必要があることを学びました。
費用対効果を高める点で、SEO対策とリスティング広告(検索連動型広告)を比較して、ようすけべー師匠に説明していただいたのですが、リスティング広告のことを私は「ネットであちこち見かける広告のこと」ぐらいにしか理解していないのです。
GoogleやYahoo!といった検索エンジンを使った時に表示されるものということは分かりますが、イマイチこの2つを比較してどうのように違うのか理解できていないのです。
わからないので「両方ともガンガンやったらいいじゃん!!」と思うのです。
この辺りの疑問を今回はようすけべー師匠にぶつけてみたいと思います!
SEO対策とリスティング広告の違いとは?
「ようすけべー師匠!それでは今回もよろしくお願いいたします。」
「SEO対策とリスティング広告が検索ユーザーをWEBサイトに誘導するための手段としてどのように違うのか理解できていないようだな!」
「ぶっちゃけSEO対策とリスティング広告の両方ともガンガンやっちゃえばいいんじゃないでしょうか?相乗効果でウハウハになるんじゃないですか?」
「軽い!発言が軽すぎる!やはり、オマエはWEBディレクターとして糞レベルだな」
「・・・・・」
「どこかの実績あるイケてるWEBマーケターが言ったのなら、それでも説得力があるのかもしれんが、WEB糞レベクターのオマエに相乗効果と言われても説得力がないのDEATH!!」
(WEB糞レベクターって、な、な、なんて雑な略し方だ。。)
「もちろん、時間と予算が許すならどちらも好きなだけやってくれても良いのだが、一般的にはどちらにも限度があるだろう。結局は成果をどこに求めるかになってくるのDEATH!!」
「どこに成果を求めたら良いかもわかりません!!完全に迷子です!!」
「そうか!でも安心しろ!この『ヘビーメタルSEO』で誰にでも分かりやすく、SEO対策とリスティング広告の違いについて、今から説明していこう!」
「どっちか1つを極めるじゃダメですか?」
「WEBマーケティングでしっかりと成果を出すためには、SEO対策とリスティング広告、この2つの違いを理解して、状況に応じてベストな施策をしなければいけないのDEATH!!」
「はい。。」
リスティング広告(検索連動型広告)とは?
「まず、リスティング広告とは、検索結果ページに掲載される広告のことで、特に、検索キーワードと関連性の高い広告を選択して表示されるのだ。そしてPPC広告とも呼ばれ、『Pay Per Click(ペイパークリック)』というクリック課金型の広告で、クリックされるごとに支払う(広告費が発生する)仕組みのことDEATH!!
(HPP『Hayashiya Pay Per(林家ペイパー)』)
広告を出したい人は掲載したい広告内容と、検索キーワードを指定するのだが、ユーザーがそのキーワードで検索すると、結果が表示されたページの一部に当該の広告が表示されるのだ。
もし、人気のキーワードで、掲載希望が多い場合は、表示枠のオークションが行われ、高い入札額を提示した広告が優先的に表示されるのDEATH!!」
(オークションか!?リスティングってなんか楽しそう!ハンマープライスしたい!!)
ちなみに、リスティング広告やSEOを含む検索エンジン上のマーケティングのことを『SEM』というのだが、Search Engine Marketingの略のことDEATH!!
SEM(サーチエンジンマーケティグ)の中にリスティング広告やSEOが含まれているということなので勘違いしないようにしてくれ!!」
(PPCとかSEMとか業界限らず3文字に略すの大好きだよなー)
「真面目に聞いているのかな?」
SEO対象範囲とリスティング広告の表示場所の違い
「SEOもリスティング広告も検索エンジンを通じて、キーワードで検索したユーザーを関連のあるWEBサイトに誘導する施策であるが、表示場所に違いがある。
順位はもちろん、表示のされ方も定期的に変更されるのだが、Googleの検索結果を参考に見てみよう!」
「このように検索結果を大きく分ければ2つ、SEO対象範囲である『自然検索枠(オーガニック検索)』と『広告枠(リスティング広告)』から成り立っている。」
「な、な、何?だいたいの広告の位置は決まっているのか!これが裏社会の現実か!」
「いや、せんぜん裏社会ではない!おもいっきり誰でも見られるオモテ中のオモテだ!」
自然検索枠と広告枠のクリック率は?
「自然検索枠、広告枠ともにクリック率は上位に表示されている方が高くなる。しかしすべての検索ユーザーが、自然検索枠より上部に位置している広告枠をクリックするわけではない。
広告を避けようとするユーザーはほとんど広告枠をクリックしないだろうし、気にしない人や、興味のある広告がある場合はクリックする人もいるだろう!」
(自分はまったく気にしないので、広告だろうがなんだろうがクリックしてたけどね。。)
「全体としてはSEOの対象範囲である自然検索枠の方がクリック率は高いことがわかっている。」
(ということは意図的に広告を避ける人が多いということかなー??)
「つまり、リスティング広告だけではアプローチできるユーザーに限界があるのだ。そういう意味でサイトによってはSEOによるアプローチも必要になってくるのDEATH!!」
SEO対策とリスティング広告のコストについて
「SEO対策はWEBサイトの構造やコンテンツを最適にするために、時間や作業量などコストはかかってくるが、基本的に無料と言える。
リスティング広告(検索連動型広告)は出稿するために費用がかかってくる。クリックあたりの課金額(クリック単価/CPC)があり、広告のクリックによりアクセスが増えれば増えるほどコストが高くなるのDEATH!!」
「クリックされまくったら破産しちゃう!クリック貧乏!怖いクリックされたくない!あれっ、そしたらアクセスとの矛盾が。。。」
「SEO対策とリスティング広告に費用対効果の優劣はなく、施策のバランスはサイトごとに変わってくるべきだが、リスティング広告の場合はキーワードごとにクリック単価をみて採算が取れるように調整することが大切だ。」
SEO対策とリスティング広告の操作の自由度
「SEOは基本的にすぐに検索順位に反映されるわけではないが、一方でリスティング広告はオークション制なので、入札しているキーワードがある場合、競合との入札額で表示位置が変動するのだ。
キーワード・予算・入札額・リンク先などいつでも自由に変更できるのDEATH!!」
「金がブイブイ物を言わせる世界ですね!」
「入札額に基づいて表示順位が決定されるので、人気のキーワードだと競合と激しいオークション合戦になることも多いのDEATH!!
クリックあたりの広告費が高くなりがちなリスティング広告だが、安めのキーワードに絞ったり、無駄なクリックをされないようしっかりとキーワードを選定することで、予算内で最大限の効果を出せるように運用しなければならないのDEATH!!」
短期的、長期的に成果を出すにはどちらが向いている?
「仮にWEBサイトにたくさんのコンテンツを持ってる大手企業があるとする。SEO対策も万全にされていて狙っているキーワードで上位部分を埋め尽くされてしまっている場合でも、リスティング広告なら入札額次第で広告枠での上位表示ができるため、素早い操作性で集客することが可能なのDEATH!!
サイトのコンテンツ量が少なかったとしても、リスティング広告はキーワードや入札額によって表示順位をコントロールしやすいため、短期的な成果を出すのに向いているのDEATH!!」
「予算さえあれば、素早く広告を出して短期間で成果を上げられるわけですね!」
「そして、SEOは時間はかかるが、仮に広告費をまったくかけなくても、有益なコンテンツをサイトに積み重ねていくことで、検索エンジンから評価され、表示順位が上がってしまえば、その後は安定的なアクセスが見込めるため、長期的な成果を出すのに向いているのDEATH!!」
「サイトごと、求める成果によって、バランスよく使い分けることが大切ということですね!」
まとめ
「扱っている商品やサービス、WEBサイトが提供しているコンテンツの内容や量によって集客方法は変わってくる。しかし、目的を持って検索してくるユーザーに対して、SEO対策とリスティング広告どちらも効率的な集客とプロモーションができるということに変わりはないのDEATH!!」
「確かに!SEO対策とリスティング広告『両方ともガンガンやったらいいじゃん!」』ってことにはなりませんね!」
「SEMといった検索エンジンを広告媒体として積極的に活用するマーケティングとして考え、そして成果を求め、WEBサイトにとって適した施策をするようにしてくれ\m/」
「本日はようすけべー師匠有難うございました。ではまた次回よろしくお願いいたします。」
「STAY METAL!!!」