こんにちは、メディア事業部ウェブディレクターのコネル飯塚です。
第5回となる、この「ヘビーメタルSEO」ですが、前回の「GoogleのSEO対策でまず知っておくべき基本ポイント」でGoogleの検索エンジンにキーワードやページの内容をわかりやすく伝えること、ページに「被リンク」を集め、サイトの価値をあげることの大切さを学びました。
Google検索エンジンのすべてを解明する「アルゴリズム完全マニュアルBOOK」などという神のSEO本は存在せず、実際はGoogleが具体的なアルゴリズムを公表することはないと知った。
しかし、私は決して落胆することはなかった。
「Googleにアルゴリズムを完全公開されたところで、理解する能力も記憶力もないし、これで良っかたのだ!」と、いつにも増してポジティブシンキングで前回を終えようとしたその時、、、
SEO初心者でゼロスタートな私だが、「ある方法論」をひらめいたのである。
SEOに革命を起こせるかもしれないと、内心ワクワクどきどきしながら、ホワイトベアー社内で「ヘビーメタルSEO」をいつも教わっている「ようすけべー」師匠に、本日はこのひらめきについて話してみようと思う。
検索エンジンスパムについて
「ようすけべー師匠!それでは今回もよろしくお願いいたします。」
「前回、自身満々な表情で、『ひひっ!ひらめきました!次回報告します!』と言っていたのは何だ??いったい何をひらめいたというのだ?
嫌な予感がするのは俺だけか?」
「大きな声で話せませんが、簡単にいうと新しいSEOの手法をひらめいたのです!」
「何???本当か?」
「はい!これでSEO業界に革命を起こそうと思います!!」
「そうか!熟練社員には思いもよらない、オマエのような新入社員のひらめきこそが時としてビジネスを成功させるというサクセスストーリーはよくあるし、聞くだけ聞いてみよう!」
「前回教わったことから、ひらめいたアイデアなんですけど、ページにたくさんの『被リンク』を集め、サイトの価値をあげることによって、サイトを上位表示させやすくなりますよね。
だったらその『被リンク』を大量に集めればいいのではないかと!!」
「やはり嫌な予感がしてきた。」
「その『被リンク』を大量に集めるために、いろんな無料ブログをたくさん開設してそこから、上位表示させたいサイトに対して、大量にリンクを貼りまくるんですよ!!!」
「FUC######!!!!!MOTHER######!!!!!!!(罵詈雑言の数々)」
「ええ!このアイデアに驚きましたか?
これから早速その革命的アイデアの作業に入ろうと思うのですが・・・・・・」
「オマエそれ本気で言っているのか?それは『検索エンジンスパム』という行為だぞ!」
「ええっ!ダメなんですか?」
「ダメだ!絶対やってはダメだ!リンクの『質』を完全に無視しているスパム行為なのDEATH!!」
「・・・・・・それでしたら、別のアイデアがあるんですけど!
これは自信があります。名付けて『AKB(秋葉原)SEO』です。」
「もう嫌な予感しかしないわ。。。」
「Googleの検索エンジンにページのキーワードをちゃんと知らせておくことが大切だと教わりました。せっかくWEBサイトを作っても、検索されないと意味が無いので、多くのユーザーがよく検索するであろうキーワードで引っかかるようにすればいいんですよ!」
「・・・・・・」
「そこで、検索されやすいキーワードで、大量のキーワードとして入れることができると考えた時に、AKB48のメンバーの名前を全部キーワードとしてWEBサイトのどこかに隠して羅列しておくと、どんなサイトであっても検索に引っかかりやすくなるのではないかと。
これが『AKBSEO』です!!
AKB48のメンバーの数は小さな町くらいの人口に匹敵すると聞いてますので。」
「FUC######!!!!!MOTHER######!!!!!!!FUC######!!!!!MOTHER######!!!!!!!(罵詈雑言の数々×2)」
「ええ!このアイデアに驚きましたか?
それでは早速その革命的アイデアの作業に入ろうと思うのですが・・・・・・」
「ダメだ!それも完全なるスパム行為だ!隠しテキストや関係のないキーワードを大量に詰め込むことは検索エンジンスパムだ!」
「ええっ!ダメなんですか?」
「AKB48関連のWEBサイトでないのなら、検索エンジンをあざむこうとする悪質なスパム行為だ!」
「だったら、乃木坂ふぉっ」
「FUC######!!!!!MOTHER######!!!!!!!FUC######!!!!!MOTHER######!!!!!!!FUC######!!!!!MOTHER######!!!!!!!(罵詈雑言の数々×3)」
検索エンジンスパムとは?
「検索エンジンスパムとは、ユーザーの利便性を害する可能性がある悪質なテクニックを使って検索エンジンを騙して上位表示させようとする行為なのDEATH!!」
「確かに先ほどの方法では、得するユーザーはいませんね!すごい迷惑行為になるところでした!すいません。。」
「検索エンジンのアルゴリズムが今よりも未発達だったころ、不正な方法でロボット型検索エンジンを攻略しようと、様々な検索エンジンスパムが行われていたのだ。
検索エンジンの内部基準や判定方法は常に変更され続けているが、今となってはユーザーにとって害をもたらすスパム行為は、ほとんどのWEBサイトでメリットにはなっておらず、逆にペナルティを受けることになるのDEATH!!」
「ペナルティ??・・・イヤだ・・・」
スパムのペナルティとは?
「スパムが行われていることが発覚したら、検索エンジンからそのページに対してペナルティが課される。独自の判断基準で自動的にスパムサイトを見分けるのだが、どういったペナルティがあるか具体的に見ていこう!」
(Googleにペナルティとして罰金払うとかだったらいやだな。。いや、むしろ金で解決できるのか??)
「まず、検索結果から除外される可能性がある。検索結果リストの上位に表示されなくなったり、検索順位を大幅に下げられるのだ。最下位付近まで表示順位を落とされることもあれば、ゆっくりと順位を下げることもあるのDEATH!!」
(順位が下がるのか!お金じゃないのか??)
「さらに悪質なスパム行為の場合は、検索エンジンのデータベースから削除される可能性がある。
検索エンジンにクロールもされず、インデックスから削除されるのだ。それはページ単位であったり、特定のディレクトリだったり、最悪だとドメインごと削除される場合もあるのDEATH!!」
(インデックスからの削除か!お金じゃなかった!!!!)
「ペナルティの重大さ、こいつわかってんのかな??」
検索エンジンスパムの様々な手法
「一度、ペナルティを受けてしまうと、WEBサイトにとってデメリットは大きなものとなる。
このように検索エンジンはスパムを厳しく取り締まっているのだが、実際にスパムの手法にはどのようなものがあるか見ていこう!」
「はい!検索エンジンスパムをやるためではなく、知らず知らずのうちにスパムをやらないためにも確認しておきたいと思います。」
「下記が代表的な検索エンジンスパムの手法だ\m/」
コンテンツの自動生成
プログラムによって自動的に生成されたコンテンツで、特定の検索キーワードを含んでいるが、内容がでたらめで、ユーザーにとって価値のないページなのDEATH!!
例えば、海外のWEBサイトの英語コンテンツを、自動的に翻訳して、人間がきちんとしたチェックをせずに公開しているサイト。自動翻訳も完全ではないので、文面が繋がらない場合が多い。それらをSEO目的で大量のページを自動生成することはスパムになるのDEATH!!
リンクプログラム
検索順位を組織的に上昇させようとするなど、ランキングを操作することを意図したリンクが当てはまります。
例えば、SEO目的でページを相互にかつ大量にリンクしているWEBサイト(リンクファーム)や有料リンク販売を行なっている組織からリンクを購入して、ページランクの向上を図ることはスパムになるのDEATH!!
無断複製やオリジナルのコンテンツが存在しないページの作成
評価の高い他のサイトから無断でコンテンツを流用したり、コピーしたりして、独自のコンテンツや付加価値を加えることなく公開しているサイト当てはまります。
例えば、内容の薄いアフィリエイトサイトや ユーザーに付加価値を提供することのない大量生産のテンプレートサイトなど、検索結果ページに同じような内容のサイトが大量に表示されてしまうと利便性を妨げることになるため、検索エンジンから低く評価される可能性があるのDEATH!!
クローキング(Cloaking)
ユーザーと検索エンジンの巡回ロボットに対して、それぞれ異なるコンテンツまたはURLを表示することDEATH!!
例えば、とにかくアクセスを集めることを目的とし、検索エンジンには検索結果の上位表示に最適化されたページを見せているが、人間のユーザーには、ボットとは別ページの役に立たなかったり、全然関係ないコンテンツばかりだったり、悪質な広告が掲載されている場合もあるのDEATH!!
隠しテキスト、隠しリンクや関係のないキーワードの詰め込み
ユーザーには見えないが、検索エンジンには読み取らせようと偽装して、リンクやテキストを配置したり、関係のないキーワードを大量に含ませてページを公開することDEATH!!
例えば、過度に小さいフォントサイズの文字テキストを書いたり、文字色を背景色と同じ色にして人間の目では見えないようにする。画面の表示エリアの外や画像で覆われているその背後など、見えない部分に大量のテキストを記載する手法はスパムになるのDEATH!!
ドアウェイページ(誘導ページ)
特定のキーワードで上位表示されるよう、キーワードを入れ替えるなどして、検索エンジン対策のためだけに存在する中身が同じだったり薄かったりするページを大量に作り、訪れたユーザーを別のページに誘導するのDEATH!!
例えば、地域関連の様々な検索キーワードに対応させ、アクセス集客するために、コンテンツの中身はほぼ同じでタイトルやh1などの一部のキーワードを変更させたページを大量に作成し、最終目的である特定のページへ誘導する行為を言うのDEATH!!
まとめ
「私が小手先で考えたアイデアはすべて検索エンジンスパムに当てはまりますね。。
サイト作成時は気をつけるようにします!!」
「かつては多くのサイトで、SEO効果が見込める施策としてこのような検索エンジンスパムが行われていた。
しかし、ペナルティも大きく、アルゴリズムのアップデートでさらにリクスは高まり、その効果も年々薄まってきている。
なので、検索エンジンやユーザーをだましたり、不正行為をしないよう、ユーザーにとって役立つかどうか、利便性を最優先に考え、SEOに取り組むようにしてくれ!!」
「本日はようすけべー師匠有難うございました。ではまた次回よろしくお願いいたします。」
「STAY METAL!!!」