こんにちは、メディア事業部ウェブディレクターのコネル飯塚です。
第15回となる、この「ヘビーメタルSEO」ですが、前回の「重複コンテンツの具体例と問題解決に繋がる実践方法」で、サイト設計をする初めの段階から重複コンテンツを作らないようにすることが重要であり、それでも様々な状況から重複コンテンツが出てきてしまうその具体例を挙げながら、解決する方法を学びました。
重複コンテンツにならないように、サイトの構成やサイト内のリンクの構造などをしっかりと検討しなければいけません。
そして今回はSEOの内部対策として、「内部リンク」についての話になりますが、内部リンクを最適化させるとはどういうことなのか?なぜ構造的に充実させた方がよいのか?
「内部リンク」がWEBサイトに必要なのはわかりますが、SEOとしてなぜ必要性があるのか、さっぱりわかりません。
「内部リンク」といえば、グローバルナビゲーションやフッターリンクなどを思い出します。
しかしながら、、、
私の現状の知識では↓
- グローバルナビの必要性 = デザイン上かっこいいのがあるとさまになるから!
- フッターリンクの必要性 = 無いなら無いで空間的にさみしいから!
残念ながら、この程度なのです。。
何かしら意味があって、WEBサイトにはこれらの「内部リンク」が設置されているとは思いますが、本日はこの辺りを「ようすけべー」師匠に聞いてみようと思います。
内部リンクを構造的に充実させる
「ようすけべー師匠!それでは今回もよろしくお願いいたします。」
「SEO内部対策として本日は『内部リンク』について説明していきたいと思う!」
「今のところSEOとしての内部リンクの必要性がいまいちわからないのですが。。」
「ではなぜ内部リンクがあると思う?」
「正直、グローバルナビなんてWEBサイトの上部の目立つところで、どれだけデザイン性があるかが重要だと思います。リンクする項目や文字数が多いの、あれ迷惑ですよね!
私はグローバルナビのテキストすべてアルファベットにしてオシャレでスタイリッシュであり、そしてハイソサエティにすべきだと思っています!!」
「・・・・・・・・・・・」
「フッターリンクに関しては、まったく必要ないけど、一番最後のデザイン的にしまりが悪いから仕方なくつけてるもんだと思ってます!」
「・・・・・・・・・・・(終わっている。。)」
「・・・・・・・・・・・(師匠も同感なのか??)」
「オマエそれ本気で言ってるのか??」
「私はいつも全力で正直なつもりですが・・・・・・」
「ほんとオマエはWEBディレクターとしてクソの極み乙男(オトメン)。だな!!」
「そんな言い方ないじゃないですか?私はすべて受け止めますが、ゲスの極み乙女。に失礼じゃないですか!!」
「それでは本題に入ろう!」
「流れ無視ですか!?」
内部リンクとは?
「内部リンクとは、同一サイト内のページ間で張り巡らせたリンクのことDEATH!!
検索エンジンのクローラーは、その内部リンクをたどりながらページ間を移動することで、インデックスしたり、ページ同士の関係性を判断している。
外部リンクを得ること同様、ページやサイトの評価に繋がってくるため、内部リンク構造を強化することはSEOを行なう上でとても重要なのDEATH!!」
「SEO対策として内部リンクは重要なのですね!ではなぜサイトの評価に影響するのですか?」
「サイト内にリンクを適切に張り巡らせることで、ユーザーはページ間をスムーズに回遊できるようになる。目的としているコンテンツがある場合、そのページにたどり着きやすくなる。
回遊しやすいということは、ユーザー一人当たりのページビューが伸び、サイト滞在時間が増えることに繋がるのDEATH!!
ユーザーのページビューや滞在時間などを検索順位を決定する要因とGoogleが明言しているわけではないが、これらの数値がより改善することはユーザビリティの向上につながり、ユーザーだけではなくクローラーもサイト内部をスムーズに回遊し、内部構造を把握しやすくなり、サイトが正当な評価を受けることができるのDEATH!!」
「内部リンクは具体的にどういったものがあるのですか?」
「押さえておきたいポイントは、下記のようなものがあるのDEATH!!」
内部リンクの押さえておきたい最適化ポイント
- グローバルナビゲーション
- サイドメニュー
- パンくずリスト
- フッターリンク
- サイトマップ
- コンテンツ内のリンク
「パンくずリストなんか意味あるんですか?あとサイトマップなんて体裁を整えてるだけの存在(ページ)にしか思えません!」
「やけに攻撃的だな!本当は体に別の人格が入っているんじゃないのか?」
「私以外私じゃないのDEATH!!当たり前だけどね!」
「それでは順番にポイントを見ていこう!」
グローバルナビゲーション
グローバルナビゲーションは、WEBサイト全ページの見やすい位置に共通して設置してあることが多く、サイト全体のコンテンツ構成を分かりやすくしたり、ユーザーを目的のページへ導きやすくする役割がある。
大規模サイトなどのページ数が多い場合、すべてをグローバルナビに設置することはできないので、コンテンツを十分に整理し、主要だと思われるメニューを設置するようにしよう!
そうすることで内部リンクを主要なメニューに集めることができ、ユーザーにも検索エンジンにも重要なコンテンツを伝えることができるDEATH!!
サイドメニュー
サイドメニュー自体がないサイトが多くなってきているが、こちらはグローバルナビをカバーする役割として設置されることが多い。
一つ下の階層のページを展開して見せたり、同系列のコンテンツへ移動しやすくするなどの補助的なナビゲーションとして活用したい。
企業の広告スペースになっていたり、派手なバナーがあったりと、サイドメニューが目立ち過ぎると、メインのコンテンツに集中できないため、ユーザーの使い勝手とのバランスを考え、適切でありスムーズな誘導ができるようメニューを設置しよう!
パンくずリスト
パンくずリストは、サイト全体の中でユーザーが現在見ているページを階層構造として簡潔に記したもので、階層が上位となるページから順に並べてリンクを設置している。
トップページから現在位置のページまでの経路をリストで示すことで、ユーザーがサイト内の階層構造を直感的に把握し、迷わないためのナビゲーションの役割を果たしている。
ユーザーにも検索エンジンにもサイトの階層構造やテーマをわかりやすく伝えるために、アンカーテキストに対策キーワードを含めながら上位階層に内部リンクを集めよう!
そのためには事前のサイト設計が重要であり、コンテンツを十分に整理し、効果的に内部リンクが集まる構造にする必要があるのDEATH!!
フッターリンク
フッターリンクは、WEBサイトのすべてのページの最下部に共通して設置されていることが多いが、あまり目立たないためクリック率は低い傾向にある。
フッターに設置するリンクはサイトの中でも重要なページだけに抑えるべきであり、1か所に集中してリンクを過剰に貼ると、検索エンジンがどのリンクが重要なのか判断できなくなったり、SEO対策のための人為的なリンクであると取られる可能性もある。
最下部に到達したユーザーの利便性を高めるようメニューを設置する必要がある。
サイトマップ
サイトマップは、サイト内のページへのリンクをまとめたページのことで、サイトを構成しているコンテンツを一覧で示すことで、ユーザーにも検索エンジンにも、どのようなページがあるのかを伝える役割がある。
それぞれのページヘの動線を作ることで、ユーザビリティを高め、クローラーの回遊性を向上させることが可能で、特に新しいページを公開した場合のインデックスのスピードも変わってくる。
サイト内のページ数が膨大で階層構造が深くインデックスさせるのが難しい大規模サイトの場合でも、主要なディレクトリにはリンクさせるようにしよう!
コンテンツ内のリンク
コンテンツ内のリンクからサイト内の別ページへ関連のあるリンクを貼ることで、ユーザビリティを高めるのはもちろん、リンク効果を送ることができる。
適切なキーワードを含めたアンカーテキストでリンクさせることで、検索エンジンにページ同士の関連性を伝えることも可能なのDEATH!!
関連性がなかったり、特定のキーワードが過剰に含まれることがないように注意しよう!そして上位表示を狙いたいページに対し、関連性を示しながらもアンカーテキストは適度に分散させて必然性のある内部リンクを集めよう!
まとめ
「最後のまとめとして、内部リンクのそれぞれの最適化ポイントをしっかりと押さえ、構造的に充実させることで、ユーザーの利便性を高め、検索エンジンのクローラーがスムーズに巡回できるようにする必要があるのDEATH!!」
「サイトが大きくなればなるほど、重要な施策となりますね!」
「外部リンクとは違い、内部リンクは所有している側で調整できるので、サイト内を合理的に整理し、内部構造を正確に伝えられるように、ユーザーにもクローラーにも適切なリンクを設置しよう\m/」
「本日はようすけべー師匠有難うございました。ではまた次回よろしくお願いいたします。」
「STAY METAL!!!」
合わせてチェックすべきSEO内部対策と外部対策のポイント\m/