これだけは抑えておきたい、Googleが発表しているランキング要因

SearchEngineLandというサイトで、検索エンジンに関する興味深い記事があったのでご紹介したいと思います。

検索エンジンがなにを評価するのかということに対して、ガイドブックはでていたもののランキング要因としては今まで明らかにしていませんでした。

今回、Googleのアンドレイ氏が検索ランキングの要因トップ3を発表しましたので、それについて深掘りしていきたいと思います。

参考サイト:SearchEngineLand


Google検索エンジンの順位ランキング要因トップ3

主な要因は「リンク」「コンテンツ」「RankBrain」

明らかになった要因は、リンクとコンテンツとRankBrainです。

…。

えーと、驚くべきほどにそりゃそうだろ感がありますが、やっぱりこれらは大切ですよね。

一時期、リンクはこれからそれほど重要じゃなくなる!と言われてた時も一部であったりなかったりでしたが、やはりこれからもリンクは重要なようです。

RankBrainは、ふたつ目の要因であるコンテンツと対策がかぶっている気もしますが、これからはAIによる機械学習でさらに緻密な順位付けがされていくのだと思います。

「なんと!こんなものがランキング要因として重要だったとは!」という驚きはありませんでしたが、やっぱりこの3項目は重要だよね、という認識ができたのはよかったと思います。

というわけで、それぞれの項目について解説していきますのでよかったら参考にしてみてください。

ランキング要因:リンク

リンクは昔から重要な要素です。

外部からのリンクも、内部でのリンクもどちらもリンクジュースと呼ばれるパワーをリンク先に送ります。

簡単に言うと、いろんなサイトからリンクされているページは、価値があるページとして検索上位に表示されやすいということですね。

そういった点をついて、昔から自作自演のサイトを作ってリンクを送りまくる、いわゆるブラックハットな手法が有効とされてきました。

現在でもその手法は有効ですが、スパム行為としてGoogleに判断されると大きなペナルティが待っています。

ブラックハットはハイリスク&ハイリターンな手法なので、あまりオススメはできません。

Googleのスパム検知レベルは現段階ではさほど高品質なものとはいえませんが、AIをつかって機械学習を重ねるうちに、自作自演の被リンクは見破られる可能性が高くなってくると思われます。

餅太郎の個人的な予想ですが、今後1年くらいでスパム検知のアルゴリズムは飛躍的に高まるんじゃないかな…と思っています。

リンクはどんなサイトから送られても効果があるのかどうか

いわゆるリンクジュース・リンクパワーを得るためには、どんなサイトからリンクされると良いかというと、

  • 権威性のあるサイト(その分野で誰もが認めるサイト)
  • 専門性があって信頼されているサイト

といったサイトからリンクが貼られると非常に効果が高いです。

とはいうものの、リンクにnofollowというタグが入っている場合はリンクパワーは送られません。

一部のキュレーションサイトなどで、ほかのサイトの記事をそのまま載せてるのに参考サイトリンクはnofollowということがありましたが、その場合は参考にされたサイトにとって得はありません。

ちなみにウィキペディアでリンクが貼られていた場合もnofollowになりますが、これはスパムに利用されやすいので仕方がないところです。

TwitterやFacebookからのリンクは意味がない?

TwitterやFacebookなどのSNSからのリンクもnofollowが入っていますので、リンクパワー的には無意味です。

しかし、興味を持った人がリンク先の記事を見てさらに拡散してくれるのでまったく無意味だとは思いません。

さらにいうと、Twitterで興味を引くようなリンクが貼られると拡散しやすく、いろんな人に見てもらえるというメリットがあります。

1.Twitterで拡散されると、いろんな人に見てもらえる

2.コンテンツがいいとさらに拡散される(そのうち権威のあるサイトからリンクがもらえることも)

3.結果的にコンテンツの質が評価され検索順位があがる

という感じになるわけです。

実際に、400くらいリツイートされたコンテンツは、公開当初3ページ目にありましたが数十日後には3位になっていました。

ほかにも100くらいリツイートされたコンテンツなどもわりとすぐに1ページ目にきていることが多いので、Twitterのチカラは侮れません。

同じような感じで、良い内容かつ、Facebookというプラットフォームにマッチしたコンテンツの場合は、Facebookでの拡散も効果的です。

ランキング要因:コンテンツ

リンクがどれだけ貼られたページがあったとしても、内容がスカスカで閲覧者がガッカリするようなサイトは検索上位で安定することは難しいです。

閲覧した人がどれだけ満足するか、内容の正確性は高いレベルになっているか、そしてプラスアルファの何かを閲覧者に感じてもらえているか、さらにサイト内のほかのコンテンツにも興味を持ってもらえるかが重要になってきます。

「コンテンツが上位に来ない!なんでだ!」とお悩みの方は、ぜひ現在上位に来ているサイトのコンテンツと見比べてみてください。

きっと現在上位に来ているサイトのほうが、わかりやすくかつ閲覧者に支持されるような内容になっているはずです。

たまに、自演リンクでゴリゴリにあげてるんだろうなぁ…というサイトはありますけど…。

ランキング要因:RankBrain

RankBrainというのは、いわゆる人工知能です。

RankBrain予想図

※餅太郎が想像する、RankBrainとGoogle社屋

参考:昭和ちびっこ未来画報

ぼくが想像するに、きっとこんな感じです。

ツッコミはなしの方向でお願いします。

これのすごいところは、RankBrain自体が「自分自身で学習していく」ということ。

RankBrainが勝手に学習していくことによって、あいまいな検索語でも適切な検索結果を導き出してくれるようにもなります。

例えば、「食パンについているアレ」と検索すると、「バッグ・クロージャー」という検索結果になります。

すごい。

RankBrainがもっと進化していくと、「ぼくがモテモテになるための最適解とは」という検索をすれば、ぼくがモテる為にピッタリの検索結果を出してくれるようになるかもしれません。

すごい。

まぁそれで一番最初に整形外科のページが来たら泣きますけど。

Googleが見た目たランキング要因まとめ

というわけでいかがでしたでしょうか。

目新しい要因はありませんでしたが、やっぱり大切なことは「ユーザーが求めていることに対し、最適なものを作る」ということです。

遠回りなようですが、長い目で見ればそれが一番の近道だと思いますので、がんばっていきましょう!