こんにちは。50以上のサイトをペナルティ解除に導いたせいか、ペナルティブレイカーと呼ばれているSEOディレクターのようすけべーです。
弊社がGoogleの手動ペナルティ解除サービスをはじめて3年が経ちました。
そこで今回は、外部リンクペナルティでも少し特殊な例(外部リンクの数が少ないのにペナルティを受けていた事例)を挙げて、リンクペナルティの解除方法について紹介します。
Googleの手動ペナルティとは
Googleの手動ペナルティとは、Googleがスパム行為を行ったサイトに対して、ペナルティを与える行為(順位を下げたり、検索結果上から削除する行為)。
ここで言うスパムとは、Googleが定めるガイドライン(ウェブマスター向けガイドラインの品質に関するガイドライン)に反したものが該当します。
今回紹介しているのは、そのうちの外部リンクに対する手動ペナルティです。
リンク数が少ない場合の再審査リクエストについて
それでは、リンク数が少ない場合の再審査リクエストについて順を追って紹介します。
因みに、弊社で一番リンク数が少なかったのは18件です(以下実際のURLリスト)。
手順1 そのまま再審査
外部リンクをサーチコンソール(旧ウェブマスターツール)からダウンロードし、不自然なリンクが無いか調査を行います。尚、www有り無しでも取得出来るリンク数が異なる場合があるので、必ずサーチコンソールにはhttp://www.example.com/とhttp://example.com/の両方を追加し、リンクを確認しましょう。
不自然なリンクがあった場合は、それらを削除(削除出来なかったものは否認)し、再審査リクエストを行います。
しかしながら、ダウンロードしてきたリストに記載してあるURL数が少ない場合には、不自然なリンクが無い場合がしばしばあります。この場合は、そのまま「調査した結果、サイトへの不自然なリンクはありませんでした。」と記載して、再審査リクエストを行います。(不自然なリンクに該当する具体例は、被リンク調査を奨める理由。Googleペナルティにより検索順位が下がる前に備えるべき対処法をご参考に)
ここでの対応をまとめると、以下のようになります。
- サーチコンソールにwww有り無し両方登録し、外部リンク一覧を取得する
- 不自然なリンクが無いか確認
- リストに不自然なリンクがあった場合には、削除(もしくは否認)
- 再審査リクエスト
これで解除されない場合は、次の手順へ。
手順2 URL例の削除
手順1で解除されなかった場合、『http://www.example.com/ の再審査リクエスト: 貴サイトへのリンクが Google の品質に関するガイドラインに違反しています』という内容の返信と共に以下のような不自然なリンクのURL例が記載されています(稀に記載されない場合あり)。
手順2では、再審査リクエストの返信内容に記載されているURL例の削除(もしくは否認)を実施します。また、念の為サーチコンソールより外部リンクのリストを再度ダウンロードします。ある程度時間が経つと外部リンクのリストが更新され、前回調べた以外に新たなリンクが出現している可能性があるためです。
このリストを確認し不自然なリンクが無いか確認します。不自然なリンクがあった場合はURL例と同様に削除(もしくは否認)を行います。その後、再審査リクエストを行います。
ここでの対応をまとめると、以下のようになります。
- URL例の削除(削除出来なければ否認)
- サーチコンソールから再度リンク一覧をダウンロードし、不自然なリンクが無いか確認
- リストに不自然なリンクがあった場合には、削除(もしくは否認)
- (数週間後に)再審査リクエスト
手順3 サードパーティツールの利用
手順2でもダメならサードパーティツール(Google以外のリンク調査ツール)も併用し、サーチコンソールのリンク一覧以外に不自然なリンクが無いか確認します。(念のため再度サーチコンソールからリンク一覧をダウンロードし、確認しておきます)
おすすめのサードパーティツールは、以下2つになります。
上記ツールの選定理由としましては、ahrefsは外部リンクリストの更新が早く直近のリンクが見れます。
Bingウェブマスターツールについては、他のサードパーティツールでは見れないリンクが見れる可能性がある為です。一般的に外部リンク業者は、被リンクツールに被リンクが掲載されてしまうとGoogleへ通報されたりするリスクがあるため、サードパーティツールに掲載されないように.htaccess等でブロックしている可能性があるためです。もちろんBingもブロックされていた場合、見ることが出来ませんが。
もし、サードパーティツールを利用し、不自然なリンクを見つけたら再審査リクエストの返信に記載されていたURL例と一緒に否認を行い、再度再審査リクエストを行います。
ここでの対応をまとめると、以下のようになります。
- URL例の削除(削除出来なければ否認)
- サーチコンソール、サードパーティツールからダウンロードしたリンク一覧に不自然なリンクが無いか確認
- リストに不自然なリンクがあった場合には、削除(もしくは否認)
- (数週間後に)再審査リクエスト
まとめ
上記の手順で再審査リクエストを行えば多くの場合、3回目の再審査で殆どが解除されるはずです。もし、解除方法を詳しく知りたい場合や解除されない場合は、弊社へご相談下さい。
尚、コンテンツへの手動ペナルティ『実質のないコンテンツ(価値のない質の低いコンテンツ)』に関するペナルティ解除方法についてはまた後日書きたいと思います。