ご無沙汰しております。ホワイトベアー自称係長の田中です。
サイト運営していると「アクセス数が急減した!」という経験をすることもあるかと思います。
そんなときに、GoogleAnalyticsやSearchConsoleで原因究明し、焦らずに対処できるかどうかは、サイト運営していく上で重要です。
弊社はSEOをご契約頂いているお客様のサイトは順位だけでなく、アクセス状況やSearchConsoleも随時確認しております。
今回は、アクセスが急減した!という時に確認したいGoogleanalyticsの指標やSearchConsoleの見るポイント等をご紹介します。
何はともあれ原因究明から!
これは当たり前のことですが、要因が分からずに対策をすることはできません。アクセス数が減少した時、まずは「原因究明」することで、やっと次の一手が見えてきます。
アクセス数減少の要因は大きく分けるとこの2つ
- 「流入経路」に何かが起きた
- 「ユーザー」に何かが起きた
まず要因として考えられるのは「流入経路」の問題です。自然検索や有料検索、訪問数の多いリンク元などに何か異変が起きている可能性があります。
次に考えられるのは「ユーザー」の問題です。ユーザーといっても個別のユーザーを指すわけではなく、アクセスする端末や属性の違いなどで何か問題が起きている可能性があります。
今回は、「流入経路」の問題についてチェックしていく方法をお伝えします。
「ユーザー」の問題については次回解説いたします。
流入経路の問題チェック!
アクセス解析する場合、マクロの視点から、ミクロの視点に移行していくことで漏れなくスムーズに数値を確認できます。
でっかい山をまずは見て、そこから個別の木々を見ていくイメージです。
流入経路については、以下の手順でチェックしてみてください。
【手順】流入経路別のアクセス数確認方法
STEP 1:日付設定
Googleanalyticsを開いたら、まずは日付の設定です。
アクセス数 減少した前後の期間に設定して下さい。9月にアクセス数が減った!ということであれば、8月から10月に設定してください。
STEP 2:個別の流入数をチェックする
GoogleAnalyticsの「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」から、各流入経路の数値を確認できます。
この中で数値が減少している流入経路がないか見つけ出します!
Google Analytics上では、上記画像のような内容が出ていると思います。
この項目をひとつずつ見ていってください。
ちなみに、この項目を簡単に説明すると以下のとおりです。
Organic Search=自然検索流入
Paid Search=広告検索流入
Direct=ブックマークなどからの流入
Referral=リンクからの流入
Social=Facebook、Twitterなどソーシャル関連サイトからの流入
この中に減少しているものがあれば、アタリです!
【減少している流入経路が"見つかった"場合】
減少している流入経路が見つかったら、そこからさらに原因究明します。
Organic Search(自然検索流入)が減っていた場合!
自然検索流入が減っている場合、以下のようなことが考えられます。
- 検索順位の変動
- Googleペナルティ(警告)を受けた など
主要なキーワードの順位に変動がないか、SearchConsoleにペナルティの通知がきていないか確認して下さい。また、SearchConsoleでインデックス数の状況も確認が必要です。
Paid Search(広告検索流入)が減っていた場合!
単純に何らかの理由で出稿が止まってしまっている可能性があります。予算不足のまま放置されている可能性もありますので、広告担当者に確認です!
Social(ソーシャル)が減っていた場合!
そもそもソーシャルからの流入が多いサイトは何らかの施策を行っていることが多いです。例えば、ずっと担当者を付けてTwitter運用していたが、担当者が更新をしなくなってしまったなど、施策に何か変わった点がないか確認してみてください。
Referral(リンクからの流入)が減っていた場合!
こちらはある意味どうすることもできない部分です。
Refereralはリンクからの流入を表すものですので、リンク元がリンクを外してしまったなど複数の要因が考えられます。
Direct(ブックマークなどからの流入)が減っていた場合!
Directはブックマークやメルマガなどからの流入で、改善が難しいポイントではあります。メルマガを発行していたのであれば、その部分に何か変わった点がないかなど確認してみてください。
【減少している流入経路が"見つからなかった"場合】
次回の「ユーザー」編を確認してください!
それと、そもそもGoogleAnalyticsのコードが正しく埋め込まれているかも確認した方がいいです。サイトを更新した際に誤って消してしまったというお客様もいらっしゃいました。
まとめ
アクセス数の減少は、売上減につながる可能性が非常に高いです。
まずは焦らず、原因究明していくことをオススメします!
次回は、「ユーザー編」です。お楽しみに!