こんにちは、メディア事業部ウェブディレクターのコネル飯塚です。
第3回となる、この「ヘビーメタルSEO」ですが、前回の「検索エンジンについて学ぼう」で「クローラー 」や「インデックス」など検索エンジンの仕組みを学んだわけです。
しかし、その回の会話で「ようすけべー」師匠(ヘビーメタルSEO界の重鎮)から「検索エンジンとは何か?」という序盤の質問に対する、私の答えに愕然としたらしく、さらにはSEO会社であるホワイトベアー社内にも戦慄と衝撃を走らせてしまったようです。
その答えが・・・
「・・・(中略)・・・私は最近までこのYahoo!のトップページがすべてだと思ってました。Yahoo!こそが検索することで世界に繋がるすべての始まりだと・・・。」
なぜ社内全体にまで衝撃を与えてしまったのか??
どこかのモンキー・D的海賊王のように『世界に繋がるすべての始まりだと・・・』カッコいいセリフを言い放ったわけでもないのに。。。
なぜかわからないまま、「ヘビーメタルSEO」3回目にして早くも特別セミナーのような、なんていうんですか緊張感。
検索エンジンの比率について
「ようすけべー師匠!明日はライブというお忙しい中ではございますが、今回もよろしくお願いいたします。」
「ライブでもカラオケでも、いつも高音シャウトでメタルボイスな俺も、前回のオマエの発言には、さすがに言葉を失いかけたぜ!」
「それほどのインパクトを与えられたのなら、逆にそれはそれで光栄なのですが、理由がわかりません。。。」
「もちろん『Yahoo!』は素晴らしい魅力的なコンテンツがたくさんあり、それを楽しむことが悪いと言っているのではない!『Yahoo!』が検索エンジンのすべてではないということDEATH!!」
(すべてだと思っていたのは、『最近まで』ってちゃんと言ってるのになぁ)
「Yahoo! JAPAN」で採用されているロボット型検索エンジン
「検索エンジンは、実際にはポータルサイト・サービスの『一つの機能』として使われているという言い方が正しいのだろうが、以前の話をすると日本では『グー(goo)』『エキサイト(excite)』『インフォシーク(Infoseek)』『フレッシュアイ(Fresheye)』『ライコス(Lycos)』など各社が独自の検索エンジンを持っていたのだ。」
「かなりの数があったということですね。」
「そして2000年、日本に『Google』日本語版が入ってくると、急速に人気を集め、それに押されたほとんどの検索エンジンが『Google』を採用するようになった。
2001年には『Yahoo! JAPAN』のロボット型検索エンジンとしても採用されたのだ。」
「会社をまたがって他社が『Google』の検索エンジンのシステムを取り入れることができるんですね。」
「ページ検索の世界シェアのトップに躍り出た『Google』。
だがしかし・・・
皆さんもよく見かけるであろう検索連動型の広告がビジネスとして大きくなると判断されだしたことなど、この状況に危機感を募らせたYahoo!が独自のロボット型検索エンジン『Yahoo! Search Technology (ヤフー サーチ テクノロジー、通称YST)』、そしてMSN(マイクロソフトが運営するポータルサイト)が『Live Search』を開発したのだ。
このように『Google』に対抗する新しい検索エンジンも登場したのだよ。」
「ええっ!『Yahoo!』は結局どっちなのでしょう??」
「OK METAL!!いい質問だ!!」
「おおっ!!」
「2009年にマイクロソフトが次世代の検索エンジン『Bing』を投入したのだが、そのマイクロソフトと米Yahoo!の提携により、米Yahoo!も『YST』から『Bing』に検索エンジンを変更されることになったのだ。
しかしYahoo!ジャパンは2010年7月に『Google』の導入を発表し、9月以降からYahoo!独自の検索エンジンからGoogleの検索エンジンへ徐々に移行されることになり、2010年12月には完全移行され、実質はGoogleの検索結果が日本で一番使われている事になったのだ!」
「それでは、日本のYahoo!はGoogleの検索エンジンが使われているということですね!」
「そうだ!このように日本とアメリカによる『ネジレ現象』が起こっているということだ。」
「なんか国会みたいですね!」
世界の検索エンジンのシェアは?
「日本では『Yahoo!』と『Google』を利用している人が多いのだが、世界に目を向けてみると、それぞれの国で成長し、発達した人気のある検索エンジンがあるのだよ!」
「国ごとで違ったりするんですか!」
「日本では『Yahoo!』が有名なように中国では『Baidu -百度-』、韓国では最大のシェア率である『NAVER (ネイバー)』、そしてロシアでは最大の検索エンジン、ポータルサイトのひとつである『ヤンデックス(Yandex)』が人気のようで、多くの人に利用されているのだ。
『Baidu -百度-』は全世界の検索エンジン市場において、Googleに続き第2位のシェアを誇っている。」
「確かに、Yahoo!こそが『世界に繋がるすべての始まりだと・・・』思い込んでいたあの頃の私は間違っていました!ぬくぬく守られた小さな世界で、死ぬまで気付かず吠え続けるところでした!!」
「ここでスマホなどのモバイル端末が入ってくると非常に複雑になってくるのだが、世界的に『Google』の普及率がどんどん広まっていること、そして全世界の検索エンジン市場において、『Google』がトップのシェアだということDEATH!!」
日本で一番使われている検索エンジンは「Yahoo!」?
「ようすけべー師匠!最後の質問ですが、日本では『Yahoo!』と『Google』どちらが多く使われているのですか?」
「半々だ。」
「もう少し正確にパーセンテージで言うとどうでしょう?」
「半々だ。」
「それなら、占めるウェートで言うとどうでしょう?」
「半々だ。」
(さては明言を避けようとしているな!)
「・・・・・・・・・」
「半か丁かで言うとどうでしょう?」
「半・・・って半か丁では言えないだろう!」
(ぷッ!!)
「1つ言えるのは、絶妙に今はビミョウな時期だということだ!
セグメントにもよるだろう・・・あとは居酒屋とかで議論してくれ!」
まとめ
「実際に検索してもらうと分かるのだが『Google』『Yahoo!』『goo』と検索結果がほぼ同じになっている。これは先ほど言った通リ各社が裏側でGoogleの検索システムを採用し動かしているからだ!
ほら!ここで分かりやすい3社の検索結果スクリーンショットだ!
記事にはあとでちゃんと貼り付けておけよ!」
(ええ~。。。気が向いたらやろー。。。)
「つまり現在ほとんどの日本国内の検索は、Bingなどを除き、『Google』の検索システムによって処理された結果と言うことができる。
なので、SEOに関わる人間として、この『Google』の検索システムを意識することが最も重要なのだ!」
「OK Google!!」
(こいつ本当にわかってんのかな??)
「本日はようすけべー師匠有難うございました。ではまた次回よろしくお願いいたします。」
「STAY METAL!!!」