お久しぶりです。ホワイトベアーの田中 係長です。
サイトの改善に欠かせないのがアクセス解析ですが、その中でも広告効果を最大化するのに重要な「リスティング広告やメルマガからのアクセスを計測する方法」をご紹介します。
そもそも、アクセスを測定するのに設定が必要なの?
Google Analyticsなら、どこからのアクセスだろうと何もしなくても計測できてるよ!とお思いの方もいらっしゃると思います。
たしかにその通りで、アクセス数の計測自体は、ページにトラッキングコードが入っていれば何も設定していなくとも行われます。
ただ、Yahoo!プロモーション広告の有料検索の流入が、Yahoo!自然検索の流入となってしまうなど、設定なしには正確に計測出来ない状況です。
何も設定していないとどうなる?
設定しない場合、リスティング広告(有料検索)経由の訪問は自然検索経由と計測され、メルマガ経由の訪問はノーリファラーの訪問と計測されます。
リスティング広告経由の方訪問が自然検索経由として計測されているというのは、Google Analytics上でいうと、[集客]→[参照元/メディア]の[メディア]が本来はcpcとして計測されるべきものがorganicとして計測されてしまうことです。
それでは、次項から具体的な計測方法をご紹介します。
以降の手順を踏んで、しっかりと流入元を把握できるようにしましょう!
どうやって計測するの?
計測方法は簡単で、URLにパラメータを付与するだけです。
パラメータを付与することでカスタムキャンペーンという機能を利用できるようになり、パラメータを付与されたURLからの流入を自分の指定した参照元やメディアとして認識させることができます。
例えば、弊社サイト(https://whitebear-seo.co.jp/)でYahoo!リスティング広告を出稿する場合、以下のようなURLをリンク先に設定します。
https://whitebear-seo.co.jp/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=spring_2016
- utm_source=yahoo
- utm_medium=cpc
- utm_campaign=spring_2016
このURLを解説すると、source(参照元)はYahoo!で、medium(メディア種類)はCPCで、campaign(広告のキャンペーン名)は2016年の春のキャンペーンだということです。
パラメータには何を設定したらいいの?
流入元やキャンペーンの内容に応じて、以下のテキストを設定して下さい。
utm_source(参照元)
参照元になるので、リンクを設置するサイトの名称を入れればOKです。
例)yahoo,Googleなど
utm_medium(メディア種)
こちらはメディアの種類になるので、どんな媒体なのかを入れます。
例えば、検索広告ならcpc、ディスプレイネットワーク広告ならdisplay、バナー広告ならbannerなど。
例)cpc,display,banner,social,emailなど
utm_campaign(キャンペーン名)
キャンペーン名には商品名やキャンペーンの種類などを入れるといいです。
例)waterserver-x,summercampaign2017など
URLを毎回作るのは大変!という方にはこのツールを!
Google URL生成ツール
https://support.google.com/analytics/answer/1033867?hl=ja
このツールはフォームに情報を入力していくとカスタムキャンペーン用URLを出力してくれるという優れものです。
間違いを防ぐという意味でも使用した方がいいですね。
まとめ カスタムキャンペーンは絶対設定すべし
カスタムキャンペーンが設定されていないと正確に広告やキャンペーン状況を把握することができなくなります。
必ずキャンペーンを実施する前に設定しておきましょう!
ホワイトベアーではGoogleアナリティクスの相談も受け付けています!お気軽にお問い合わせください!
補足:Adwordsは設定不要
Googleが提供しているリスティング広告であるAdwordsについては、Google Analyticsが自動判別してくれるので設定不要です。
ただ、アカウントをリンクさせておくと広告の金額などもGoogleアナリティクス上で見ることができるようになりますので、アカウントリンク設定はしておくべきでしょう。