ご無沙汰しております。ホワイトベアー自称係長の田中です。
前回は、アクセス数が激減した原因の調査として、【流入経路】をチェックしました。そして今回は【ユーザー】をチェックする方法です。
流入経路におかしい点がなかった場合は、【ユーザー】におかしい点がないかチェック!
【おさらい】分析する上で大事なこと
前回のおさらいですが、アクセス解析する場合はなるべく広いマクロな視点から、ミクロの視点に移行していくことが大事だとお伝えしました。
マクロな視点というのは、何もセグメントしていない全体の数値を見ることです。
ミクロな視点というのは、流入経路やユーザー属性でセグメントされた細かい数値を見ることです。
数値を見ていて「ん?」と、何か違和感を感じたら、どんどんセグメントやセカンダリディメンションを使って、数値を深掘りしていくことが大事です。
ユーザーの数値を確認!
それでは、本題に入りましょう。
「流入経路」に問題が見つからなかった場合、次に考えられるのは「ユーザー」の問題です。
ユーザーといっても個別のユーザーを指すわけではなく、アクセスする端末や属性の違いなどで何か問題が起きていないか確認するということです。
以下確認方法です。
日付設定
流入経路編と同様、アクセス数が減少する前後の期間に設定して下さい。
スマホ(携帯)ユーザーのチェック
まず最初に確認すべきなのが、この「スマホ(携帯)ユーザー」です。
最初に確認すべき理由は以下のとおり。
- スマホユーザーの割合が年々増加し、影響が大きくなっている
- スマホサイトの設定ミスなどで問題が起きやすい など
スマホユーザーは、とても重要で、サイト上でのミスが起きやすいので一番最初に確認するということです。
それでは、GoogleAnalyticsの「ユーザー」→「モバイル」→「サマリー」にアクセスして、数値を確認しましょう。
ここで、PC(desktop)、スマホ・携帯(mobile)、タブレット(tablet)の数値の変化率を確認できます。
この中で数値が減少している流入経路がないか確認します!
ん~、特に変化はないですね~。
さらに深掘りしてみる
3つに分けただけではあまり変動が見られない場合もあります。そんな場合は、さらに深掘りしてみます。深掘りは、セカンダリディメンションを使います。
セカンダリディメンションでは、ユーザーを「デバイスカテゴリ」ごとに分けて、それをさらに「参照元/メディア」ごとに分けて異常がないか確認するといったことができます。
※参照元/メディアというのは、「Googleの自然検索流入」とか「Yahoo!の広告検索流入」とかそういう切り口です。
セカンダリディメンションで「参照元/メディア」を選択すると、PC、スマホ・携帯、タブレットが、各参照元/メディアごとに分かれて表示されます。
そうすると・・・
このように、t.co(Twitter)のreferral(リンク流入)が50%も減ってる!とかやっと特異な点が見えてくるわけです。
上記の例はあまり大きなインパクトのあるものではないですが、「モバイルのTwitter流入が減っている」という事実から何らかの理由が見つかる場合があります。
新規/リピーターのチェック
次は、新規/リピーターのチェックです。
GoogleAnalyticsの「ユーザー」→「行動」→「新規とリピーター」にアクセス。
新規/リピーターも、スマホの時と同じように、セカンダリディメンションを使って深掘りしていきます。
リピーターを呼びこむための施策として行っていた折り込みチラシをやめた!とか、そういった原因が見えてくるかもしれません。
ブラウザ/OSのチェック
次は、ブラウザ/OSのチェックです。
GoogleAnalyticsの「ユーザー」→「ユーザーの環境」→「ブラウザとOS」にアクセス。
こちらで見えるのは環境の問題です。あまり起こることではありませんが、一部のブラウザから制限がかかってアクセスできなくなってしまっていることなどが考えられます。
まとめ
アクセス数が減少してくるとかなり焦ります。特にすぐ売上に直結するようなオンラインショップではかなり重要です。
まずは焦らずに、最初に申し上げた、マクロな視点から数値を見て、徐々に核心に近づいていくそんなことを心がけて解析して頂ければと思います。
ホワイトベアーではこういったお悩みの相談も受け付けております。
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