noindexとは

<meta name="robots" content="noindex">

noindexは検索エンジンにインデックスさせないようにするためのもので、そのページの<head>内に記述します。

本来、Webサイトにアクセスを集めるためには、それぞれのページを検索エンジンにインデックスさせる必要があります。 

しかし、お問い合わせページなど特に検索エンジンにインデックスさせる必要性のないページも存在します。

そういったページをインデックスさせないようにするのが検索エンジンに伝えるのがnoindexの役目です。

noindexの記述方法

HTMLに直書き

HTMLを編集できる場合はインデックスさせたくないページの<head>タグ内に以下を記述してください。

<meta name="robots" content="noindex">

Googleだけ検索結果に出したくない場合には、以下のように記述することでGoogle以外の検索エンジン(bingなど)ではインデックスさせることもできます。

<meta name="googlebot" content="noindex">

ワードプレスのプラグイン AIOSEO 使用

AIOSEO(1)はよくオススメされるプラグインなので導入している担当者も多いかと思います。

投稿編集画面にある「AIOSEO 設定」タブから「高度な設定」 → 「ロボット設定」 の「デフォルト設定を使用」をオフにして「インデックスなし」にチェックを入れれば当該記事にnoindexが付与されます。

AIOSEOのnoindex設定画面

(2025/06/23 AIOSEO Ver7.95 時点の情報です。プラグインアップデートにより各種名称が変更される可能性があります。)

noindexの用途

noindexの概要や記述方法について解説してきましたが、いつどういった用途で使うべきなのかがわからない方も少なくないかと思います。

noindexの使い方には特に細かい決まりはないので使い方は人それぞれですが、そのほとんどが以下のようなページへの対策として使用されます。

  • 検索結果に表示させたくないが、ユーザーにはアクセスして欲しいページ
  • 低品質コンテンツページの非表示

 それぞれ詳しくみていきましょう。

検索結果に表示させたくないが、ユーザーにはアクセスして欲しいページ

Webサイトを運営していると、検索結果に表示させたくないページやわざわざ表示させる必要のないページが出てくることがあります。

例えば、コンタクトページやログインページです。これらのページは、わざわざ検索結果にインデックスする必要性のないページだと言えますが、Webサイトを運営する上で必要になってくるページでもあります。

そのため、こういったページにnoindexを適用させ、検索結果には表示させないようにしつつWebサイト上には残しておくというわけです。

また、作成中のページにも使用されるケースもあります。

作成中のページが検索結果にインデックスされてしまうとユーザーの利便性が損なわれますので、完成するまでの間はnoindexを設定し、ユーザーがアクセスできないようにしておくというわけです。(より強固にするならベーシック認証を付けた方が良いです。)

低品質コンテンツページの非表示

Webサイトを運営していくなかで、低品質と判断されてしまう可能性があるものの、どうしても削除対応ができないページが出てくることがあります。

その場合もnoindexを使っての対応が可能です。それらの低品質ページに対してnoindexを設定し、インデックスされないようにするわけです。

robots.txtとnoindexの違い

noindexと混同されがちなものに、robots.txtというものがあります。

  • robots.txt:クロールそのものを禁止できる
  • noindex:クロールは許可するがインデックスは拒否

どちらもインデックスを拒否できますが、既に公開しているページのインデックスを削除したい場合にrobots.txtは使えません。

クローラーがnoindexを読み取ることでインデックスから削除されるわけですが、robots.txtで設定するとクロールされなくなるため、検索エンジンはnoindexを指定していることを認識できません。(2)

インデックスをすぐに削除したい場合は削除ツールを使う

noindexの設定が反映されるのはクローラーが巡回してきた後ですが、毎日クロールしてくれるわけではありません。

すぐにでも検索結果から消したい場合はグーグルの削除ツールを使いましょう。当然グーグルからしか削除できませんので、他の検索エンジンからも削除したい場合はその検索エンジンのツールを使ってください。
https://support.google.com/websearch/answer/11080680?hl=ja


参考サイト
  1. All-in-One WP Migration:https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-wp-migration/
  2. https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/block-indexing?hl=ja