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探偵事務所に過去の浮気調査を依頼することはできるのか?

探偵事務所に過去の浮気調査を依頼することはできるのか

浮気調査はパートナーの現在の浮気について調べる調査ですが、過去に遡って浮気を調べたいというニーズも少なくありません。

ふとしたきっかけで、パートナーの過去の怪しい言動が見つかった際、浮気調査をしたいという欲求にかられるケースもあるでしょう。

この記事では、過去の浮気調査はどのような方法でやればいいのか?探偵に過去の浮気調査を依頼することができるのか?といった点を掘り下げて解説します。

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過去の浮気調査を探偵に依頼するのは難しい?

パートナーの過去の浮気を調べる方法として、探偵に依頼すれば調査は可能だと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかしながら、ほとんどの探偵事務所は過去の浮気調査の依頼は受け付けていません。

探偵の浮気調査の方法には、「ネット調査」「聞き込み調査」などの周辺の調査を行うケースもありますが、基本の業務は対象者を尾行・張り込みして浮気の証拠を取得することです。

つまり現在進行系の浮気でなければ探偵は証拠を取得できません。

そのため、浮気調査で証拠を掴みたいと考えているのであれば、できるだけ早い段階で探偵に依頼をすることが大切になります。

過去の浮気調査を自分で行う方法と注意点

過去のパートナーの浮気の証拠がどうしても欲しいのであれば、まずは自分で調査をおこない証拠を取得する必要があります。

しかし自分でおこなう浮気調査は知らず知らず違法調査をしてしまったり、調査していることがパートナーに見つかってしまい、トラブルになるケースがよくあります。

そうならないように調査する方法や違法調査についての注意点をご説明します。

スマホやパソコンに浮気相手との写真がないか調べる

浮気の証拠となる物の中で、明らかに浮気の事実を証明するものが写真です。パートナーが浮気している場合、浮気相手との写真がスマホやパソコンに保存されている可能性は大です。

パートナーのスマホの写真アプリやパソコンのピクチャーをチェックしてみれば、浮気相手と一緒に映っている写真が見つかるかもしれません。

配偶者のスマホやパソコンをチェックする際にパスワードが設定されてロックされている場合、それを解除して覗き見ても夫婦間であれば刑法上による罰則はありません。

しかし、プライバシー侵害として損害賠償請求を受ける可能性があります。

LINEやFacebook、メールの記録を調べてみる

浮気をしている人のほとんどが相手とのやりとりに使う連絡ツールがSNSやメールです。これらのアプリやツールにアクセスできれば、ほぼ確実に浮気の事実を確かめることができるでしょう。

ただし、LINE、Facebook、メールなどにパスワードがかかっている場合、ロックを解除してログインする行為は「不正アクセス禁止法」に該当する可能性があります。

特にロックがかかっていなければ、配偶者がそれを見ても違法になるケースは少ないですが、プライバシー侵害に該当するため、無理して見ようとする行為はおすすめできません。

レシートや領収書を確認する

パートナーの財布や机の中にレシートや領収書がないか確認してみましょう。飲食代などのレシートや領収書があれば、デートに利用した可能性があります。

また、衣類やコスメなど明らかに自分が使わない商品をプレゼントとして購入した形跡があるかもしれません。店名、日時、金額など要チェックです。

例えば、パートナーが個人事業主ならば、経費精算のために一定期間保存しているはずですので、机の引き出しなど調べてみるとよいでしょう。レシートや領収書がまとめて保管されているかもしれません。

クレジットカードの明細を確認する

いつどこのお店で食事や買い物をしたのか、お金の流れから過去の浮気を確認する方法もあります。過去のクレジットカードの明細が残っていれば、そこから浮気の手がかりを得ることができます。

クレジットカードの明細には、決済した日時、店舗などが記載されています。例えばパートナーが普段行かないような「おしゃれな飲食店」「ブランドショップ」などでの利用履歴があれば、浮気はほぼ確定と言えるでしょう。

クレジットカードの紙の明細の場合、未開封の明細を勝手に開封するとバレる原因になるとともにプライバシー侵害にもなり得ますので、行き過ぎた調査は控えましょう。

交通系ICカードの履歴を確認する

普段パートナーが交通系ICカードを使用しているなら、その履歴から行動範囲を追うことができます。交通系ICカードは、例えばSuicaの場合、直近の利用履歴が20件、駅で印字すれば100件まで取得できます。

スマホをチェックしたり、ICカードを印字することによって、行動履歴がわかります。職場やよく行く場所以外に頻繁に訪れている駅名があれば、そこが浮気現場の可能性があります。

カーナビの履歴を確認する

車をよく使うパートナーの場合、カーナビは要チェックです。車でデートしている場合、デートの場所がカーナビの履歴に残っている可能性があります。

普段行かないような場所が履歴に残っていたら、そこが浮気現場かもしれません。

浮気をしている人はバレないために、履歴を削除するものですが、まれに消し忘れて残っているケースがありますので確認してみるとよいでしょう。

過去の浮気を慰謝料請求する際の注意点

過去の浮気を慰謝料請求する際の注意点

過去の浮気が発覚した際には大きな精神的苦痛を受けます。慰謝料請求したいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。

浮気を証明する明らかな証拠があれば慰謝料請求は可能ですが、時効が成立していたら法律上、請求はできなくなります。

浮気・不倫の時効と請求権喪失には2つのパターンがありますので覚えておきましょう。

浮気を知ってから3年で時効になる

1つは、パートナーの浮気や浮気相手のことを知った日から3年で時効になります。

これは浮気の証拠である、LINEメッセージやメール、浮気相手の写真などを見たり、問い詰めた際にパートナーが浮気を認めた場合も該当します。

また、浮気相手のことを知った(氏名、住所など)日も同様です。ちなみに浮気相手の顔はわかっていても、名前などがわからなければ時効開始にはなりません。

このように浮気していることに気づいていながら、3年以上経過すると時効成立によって慰謝料の請求が行えなくなります。浮気や不倫を知ったら、慰謝料請求はできるだけ早く行う必要があります。

請求権利はパートナーが浮気を始めて20年以内

もう1つは、パートナーが浮気相手と交際を始めた日から20年以上経過した場合に請求できなくなります。

この20年を除斥期間(じょせききかん)と言い、この期間を過ぎると請求権利が消滅すると民法747条第2項で規定されています。

この場合、パートナーの不貞行為の相手を特定できていないケースでも同様です。このことから、パートナーが浮気をしていると感じたら、できるだけ事実を掴んでおく必要があると言えます。

過去の浮気調査を探偵に依頼できるケース

冒頭で探偵は過去の浮気調査の依頼は受けないと説明しました。ただし、過去から現在に至るまで浮気が続いているようなケースならば、調査はもちろん可能です。

探偵は現在デート中の二人を尾行して、さらに浮気現場で張り込みをおこない不貞行為の証拠を取得します。探偵に依頼すれば、裁判や示談交渉の際に有利になる、不貞行為の証拠を調査報告書にまとめ提出してくれます。

パートナーの長期に渡る浮気に悩まされているならば、離婚や慰謝料請求を考えている方もいらっしゃるでしょう。

その際、ご自身で集めた過去の浮気の証拠と探偵が取得した不貞行為の証拠があれば、パートナーも言い逃れはできません。浮気の期間が長い場合、慰謝料金額の上乗せも期待できます。

探偵の浮気調査の費用相場

浮気調査の費用相場は20万円~100万円と幅があり、これは調査の難易度と関係しています。一般的に探偵の浮気調査の費用は「調査の難易度」が高くなれば費用も高くなります。

難易度が高いケースとは、パートナーが「外出時に周囲を警戒する」「なかなか浮気行動を起こさない」といった状態があげられます。

そうなると、「調査は長期間になる」「調査の出動回数が増える」「複数人の調査員が必要」になるため費用が100万円を超えるケースもでてきます。

一方で費用を20万円で抑えられるケースは、依頼人がたくさんの手がかりを集めているケースや浮気する日時や場所がわかっている場合です。ピンポイントで調査をおこなうことで時間と調査員の数を抑えることができますので、費用も安くなります。

また、費用を安くして調査を成功させるためには、信頼できる探偵を選んで、調査員と事前にしっかり打ち合わせをしておくことが大切です。

【探偵の費用を安く抑えるコツ】

  • 自分でパートナーの浮気の手がかかりをたくさん集めておく
  • 浮気する日や場所を特定してピンポイントで調査をおこなう
  • 明瞭会計の優良な探偵事務所に依頼する
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まとめ

探偵事務所は調査のプロですが、さすがに過去に遡って浮気調査は難しいのが実情です。ただし、過去から現在まで浮気が続いているならば話しは別です。

依頼者の方がパートナーの浮気情報を複数お持ちであれば、探偵の浮気調査は比較的早く完了する可能性が高いでしょう。当然、費用も安く収まります。

パートナーの浮気でお悩みならば、探偵に相談してより良い解決方法を検討なさってみてはいかがでしょうか。

メインの執筆者 探偵SOS編集部

探偵事務所のクライアントのWebコンサルティング歴10年以上の経験を持つメンバーが探偵・興信所と連携しながら執筆・監修をおこなう。探偵や調査に関連する記事執筆は年間50本の経験・実績あり。

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