- 探偵による行動調査は尾行・張り込みによっておこなわれる
- 行動調査では調査対象者の行動履歴や勤務態度、素性、生活実態などがわかる
- 行動調査の費用相場は調査員1名につき1時間あたり1万円前後である
特定の相手に対し何らかの疑いを持っている場合、日々の行動を監視する行動調査によって事実が明らかになるかもしれません。探偵の行動調査では主に尾行と張り込みによってターゲットの行動を追い、その様子を記録していきます。
この記事では、行動調査によってわかることや探偵に依頼する場合の費用相場を解説します。
探偵による行動調査とは
探偵による行動調査とは、特定の個人が日々どのような行動をとっているか監視する調査です。
プロの探偵は調査結果を提出するとともに依頼者が抱える悩みや不安の解消に力を貸してくれます。
行動調査の方法
探偵による行動調査では、主に尾行と張り込みによって調査対象者の行動を追っていきます。
尾行・張り込みは単独でおこなわれることはほとんどなく、2名以上で調査対象者の行動を監視します。調査対象者の「行動」を客観的に証拠して依頼人に提出します。
行動調査を依頼するケース
行動調査を依頼するケースには次のようなものがあります。
- 配偶者の浮気の事実を明らかにするため
- 不正の疑いがある従業員の行動を探るため
- 子どもの立ち寄り先や交友関係を確認するため
- 結婚相手に怪しい行動やつながりがないか知るため
- 被保険者が不正に保険金を受給していないか調べるため
行動調査を依頼する背景には特定の相手に対し何らかの疑いを持っているケースが多く、調査によって疑惑を明らかにしたり証拠を掴んだりすることを目的としています。
素行調査や浮気調査との違い
相手の行動を監視する調査には素行調査や浮気調査もあり、これらも現地での尾行・張り込みによって行動を追っていく行動調査の一種といえます。
これらの調査に実質的な違いはなく、調査目的によって名前が変わっているだけです。
素行調査は相手の人間性を主に調べる調査で性格や交友関係などが明らかにされます。
浮気調査はその名のとおり浮気に特化した調査であり、配偶者や浮気相手の行動を追って浮気の証拠を掴むのが目的です。
行動調査でわかること
行動調査では調査対象者の行動を監視し、日常的な行動履歴や生活実態、素性などを明らかにしていきます。ここでは、行動調査でわかることを具体的にご紹介します。
調査対象者の行動履歴
行動調査ではターゲットの行動を常時監視するため、詳細かつ具体的な行動履歴が明らかになります。調査対象者の行動履歴がわかることで、不正行為の判明や確実な証拠の取得につながる可能性があります。
たとえば、調査対象者が浮気を疑う配偶者の場合、行動調査によって浮気相手との接点を掴むことで浮気の事実を明らかにできます。
また、調査対象者が怪しげな行動をとる従業員の場合は、日々の行動を監視することで横領や情報漏洩といった不正行為の事実を掴んだり、同業他社や反社会的勢力とのかかわりを突き止めたりすることができます。
従業員の勤務態度
従業員の営業成績がなかなか上がらない場合、もしくは著しく落ちた場合などに、社外での行動を確認する目的で行動調査がおこなわれるケースがあります。
行動調査をすることで、外回り時の立ち寄り先や態度など、目の届かないところでどのような行動をとっているのか明らかになります。外出時の行動によっては会社の信頼を大きく損なう可能性があるため、勤務態度を確認したい従業員がいる場合は早めの対応が有効です。
交際相手や婚約者の素性
行動調査では結婚を考えている交際相手や婚約者がどのような人物なのか、その素性を調べることができます。行動調査でわかることは、結婚相手の勤務先、交友関係、異性問題、ギャンブル癖などです。
結婚前に行われることから結婚前調査とも呼ばれます。
結婚相談所や婚活パーティーで知り合った場合は相手の素性を知らないまま結婚の話が進むこともあり得るため、当事者だけでなく子どもを心配する親が調査依頼するケースもあります。
保険受給者の生活実態
行動調査は被保険者の生活実態を調べたい保険会社によって依頼されることがあり、傷害保険や生命保険、労災保険などさまざまな保険に対応しています。
たとえば傷害保険の受給者に不正の疑いがある場合、被保険者の行動を監視することで申告どおりの傷病や通院の事実があるか確認できるため、不正受給の証拠取得に効果的です。
行動調査で調べられないこと
行動調査は対象者の日常の行動を追跡調査して記録する調査方法であるため、行動履歴から人物像まで多くの情報を得ることが可能です。
しかし、次のような調査は法律(探偵業法)で禁じられています。
- 調査対象者の差別につながる調査
- 調査対象者に何らかの不利益を与えることを目的とした調査
- DVやストーカーなど事件性があり、調査対象者に被害が及ぶ危険性が考えられる調査
- 依頼者が反社会勢力に関わっているなど、反社会団体に関係した調査
また、探偵は法律に反した方法での調査を禁止されています。例えば、「他人の住居や敷地内への侵入」「盗聴器の設置」「戸籍・住民票の不正取得」のような行動調査はできません。
行動調査の費用相場と料金形態
行動調査を探偵に依頼する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは、探偵がおこなう行動調査の費用相場や料金形態をご紹介します。
調査料金の一例
行動調査の費用相場は、調査員1名につき1時間あたり1万円前後です。しかし、行動調査は2名以上でおこなわれるのが一般的であり、調査時間も多くの探偵事務所が「1日5時間から」「1日8時間から」といった制限を設けています。
以下、行動調査の費用相場の目安として参考になさってください。
調査員2名 | 調査員3名 | |
---|---|---|
5時間 | 110,000円 | 165,000円 |
6時間 | 132,000円 | 198,000円 |
7時間 | 154,000円 | 231,000円 |
8時間 | 176,000円 | 264,000円 |
料金形態は3パターン
探偵事務所の料金形態には、時間料金、パック料金、成果報酬の3パターンがあります。
行動調査は時間料金プランを採用する探偵事務所が多く、調査にかかった時間と調査員の人数から算出されます。3つの料金形態のなかでは最も明瞭ですが、調査が難航し調査期間が長引いた場合は高額になる可能性があります。
調査料金に含まれる内容
探偵事務所の調査料金に含まれる主な内容は次のとおりです。
- 調査員の人件費
- 車両費
- 交通費(宿泊を伴う場合は宿泊費)
- 撮影機材費
- 調査報告書の作成費
上記はあくまで一般的な内容であり、費用の内訳は探偵事務所によって異なります。調査内容や場所によっても変わってくるため、調査料金に関しては依頼先の探偵事務所に質問しましょう。
探偵へ依頼する前に準備したいこと
探偵へ行動調査を依頼する前に、調査対象者の情報はなるべく多く集めておきましょう。
情報が多ければ多いほど調査の成功率が高くなるうえ、すぐに尾行や張り込みといった本格的な調査に入れるため調査費用を抑えることにもつながります。
- 調査対象者の写真(全身がわかるもの・顔が明確なもの)
- 調査対象者の住所・勤務先
- 調査対象者の移動手段
- 調査対象者の立ち寄り先
原一探偵事務所 | 総合探偵社クロル | HAL探偵社 | |
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画像 | |||
対応地域 | 全国対応(13拠点) | 全国対応(8拠点) | 全国対応(18拠点) |
対応時間 | 24時間・電話無料相談 | 24時間・電話無料相談 | 24時間・電話無料相談 |
得意調査 | 浮気、人探し、素行、身辺 | 浮気、婚前、人探し | 浮気、人探し、身辺 |
料金 | トライアル:55,000円~ | 1時間6,820円 | 1名1時間7,000円 |
調査実績 | 10万件~ | 3.2万件~ | 5万件~ |
ローン | ○ | ○ | ○ |
クレジットカード | JCB, visa, Master, AMEX | JCB, visa, Master | JCB, visa, Master, AMEX |
相談方法 | 出張、オンライン可 | 出張、オンライン可 | 出張相談可 |
事務所詳細 | 事務所詳細 | 事務所詳細 | 事務所詳細 |
電話相談 | 電話無料相談 | 電話無料相談 | 電話無料相談 |
メール相談 | メール無料相談 | メール無料相談 | メール無料相談 |
営業中 | 【営業中】電話相談できます! | 【営業中】電話相談できます! | 【営業中】電話相談できます! |
まとめ
探偵による行動調査では主に現地での尾行・張り込みによってターゲットの行動を監視し、詳細な行動履歴や勤務態度、素性、生活実態などを明らかにします。
浮気の疑いがある配偶者や怪しい行動をとる従業員がいる場合、ターゲットが普段どのような行動をとっているのか調べることで、隠されていた事実が明らかになる可能性があります。
探偵は法令遵守のもとで適正かつ確実な調査をおこなう「調査のプロ」です。日常的な行動を調べたい相手がいる場合は、プロの探偵に調査依頼することをおすすめします。