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身辺調査は自分でできる?自分で調べる方法やバレるリスクについて解説

身辺調査は自分でできる?自分で調べるリスクや探偵に依頼するメリットとは
宮下兼一

【監修】 宮下兼一
/原一探偵事務所 調査プランナー

夫婦カウンセラーの資格を保有する相談アドバイザーとして、浮気でお辛い状況のお客様によりそい、ご状況に合わせて最適な解決方法をご提案しています。

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身辺調査とは、特定の個人の普段の行動や家族関係、交友関係、就業先、素性、所在などを調査することです。身近な人や関係者の行動を不審に思った時に、自分で身辺調査をしようと考える人も多いのではないでしょうか。

身辺調査は違法調査にならないように注意すれば、自分でおこない事実関係を把握することは可能です。しかし、身辺調査を自分ですることはリスクも多く、バレたり失敗すると思わぬトラブルになってしまう点にも注意が必要です。

今回は、身辺調査を自分でする方法やリスク、自身で調査が難しい場合の探偵に依頼するメリットについて解説していきます。

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身辺調査は自分でも可能か?

身辺調査と聞くと難しい調査のイメージがあるため、探偵に依頼するものと思われるかもしれませんが、ある程度の範囲ならば自分で行うことも可能です。

身辺調査を探偵に依頼せず、自分で調べるには以下のような方法があります。

  • 尾行や張り込みをする
  • ネット検索で調べる
  • Google画像検索で調べる
  • SNSで調べる
  • 聞き込みをする
  • GPS機器を使う
  • ボイスレコーダーを使う

それぞれ、どのような調査方法なのか具体的に確認していきましょう。

尾行や張り込みをする

手っ取り早く調査対象者の行動を把握できるのが、尾行・張り込みです。対象者にバレないように、密かに尾行することで、就業先や交友関係、住所などを確認することができます。

あらかじめ対象者の住居や職場が分かっている場合なら、人目の着きにくい場所で張り込みをしてから、部屋から出てきたところを尾行することで、どこで何をするのかも調べることができます。

尾行や張り込みをする場所が「雑踏に紛れている」「人通りが多い」場所で、まずバレる心配は無いと確信を持てるなら、自分でやってみるのもよいでしょう。

ただし尾行する際には、対象者だけでなく周囲の人にも注意する必要があります。というのも素人が尾行すると不自然な行動になりがちで、それを見た人に「不審者がいる」と通報されるためです。

ネット検索で調べる

エゴサーチという自分のことを検索して調べる方法がありますが、これを調査対象者に置き換えてネット検索してみると思わぬ発見があるかもしれません。

インターネットには様々な個人情報が書かれたページが存在しますが、対象者の名前をネット検索することで、その人について知らなかった情報を取得できるかもしれません。

「名前 住所」「名前 職場」「名前 出身地」「名前 趣味」など、対象者について知っていることを複合検索してみることで、より詳しい情報が得られる可能性があります。

特に有名人、何らかの活動をしている人、経営者や役員、交友関係が広い人などは必ず検索で情報がヒットするはずです。

Google画像検索する

Googleには画像検索というキーワードを入れて関連する画像を調べる機能がありますが、さらに類似画像を検索できるツールがあります。

下記のGoogle検索窓のカメラボタンをクリックして、画像をアップロードすれば類似の画像が表示されます。そして、画像をクリックすれば、その人が活動しているリンク先に飛べます。

このように画像検索から対象者について詳しく知る方法もあります。写真が手元にあるならば身辺調査の一つとして試して見る価値はあるでしょう。

SNSで調べる

多くの人が利用しているSNSも、自分で身辺調査をする場合には必ずチェックすべきでしょう。SNSはプロの探偵も対象者のアカウントをチェックします。

特にFacebookは実名で利用するため、名前を検索すれば、簡単に対象者のアカウントを発見できて重要な情報を得られる可能性が高いでしょう。調査対象者が中高年であればFacebookアカウントを持っているかもしれません。

また、TwitterやInstagramは実名での利用者は少ないですが、対象者の本名、出身地、趣味、などからアカウントを探し出せる場合もあります。こちらの利用者は若年層を中心に幅広く利用されています。

SNSでは、活動報告、旅行記などを日時とともにアップしているケースが多いため、対象者の交友関係や趣味など、その人のリアルな情報が得られるかもしれません。SNSの検索窓から名前を入力してアカウントが存在しないか調べてみましょう。

聞き込みをする

探偵の実地調査でよく使われるのが聞き込み調査です。身辺調査でも、関係者や近隣の住民に聞き取りをするなどして、対象者の人物像や交友関係などを明らかにする際に使われます。

探偵のように他人にさりげなく聞き込みをすることは難しいかもしれませんが、対象者に共通の知人がいる場合なら、広く情報を集める意味でも、聞き込みをするのは一つの方法です。

ただし、聞き取りした相手が対象者と近い関係ならば、あなたが身辺調査をしていることを告げ口されてバレるリスクがありますので、関係性に気をつけながら行いましょう。

GPS機器を使う

GPSは衛星システムを使って現在地を調べることができる機器ですが、これを使って身辺調査をするという方法があります。

例えば小型GPS機器をバッグに忍ばせたり、車にGPSロガーという車載専用機器を設置して行き先を突き止めることができます。GPSは実際に浮気調査などでもよく使われる方法です。

ただし、他人のバッグや車に勝手にGPSを設置するのは違法行為になりかねません。婚約者や家族など、車が共同所有者の場合、違法にならないこともありますが、バレるとトラブルのもとになります。

しかし、GPSは対象者の目的地や行動を知るためには効果的な方法であり、値段も5,000円~と安価に購入できたり、レンタルで貸出もしています。身近な対象者の身辺調査をするなら検討してもよい方法です。

ボイスレコーダーを使う

ボイスレコーダーは会話内容を録音する方法として浮気調査などでもよく使われます。配偶者の浮気相手の身辺調査をして会話内容を聞きたいという目的ならば適した方法です。

現場が自宅や車の場合なら目立たない場所に設置しておくだけですので比較的簡単です。ただし、ある程度高機能の機器を使わないと集音できなかったり、バッテリー切れなどにより、肝心の録音ができなくなります。以下のような性能の機器がおすすめです。

  • 雑音を軽減し会話の集音性能が高いものにする
  • 小型で色は黒やグレーなど地味な色にする
  • 録音が連続2日間(48時間以上)できる
  • バッテリーが2日間(48時間以上)以上駆動する

ペン型、USB型、電卓型など怪しまれないようなボイスレコーダーもありますので、録音場所や用途に応じて選びましょう。

身辺調査を自分でするリスク

身辺調査を自分ですることはできますが、失敗する可能性が高く、それ以外にも様々なリスクがあります。

具体的にはどのようなリスクがあるのか、確認していきましょう。

素人の尾行は調査対象者にバレてしまう

尾行は相手に気づかれず、かつ相手を逃さないような微妙な距離感を保ちつつ行う必要があります。しかし、プロではない素人が尾行すると距離感を保つことができず、うっかり近づきすぎてしまって相手に気付かれてしまう可能性が高いです。

対象者に尾行を気付かれてしまうと相手から不審に思われてしまい、関係性に大きく影響が出るリスクもあります。

尾行は一人で長時間おこなうとバレやすくなります。対象者と何度か目があったりすれば、ほぼ確実に気づかれてしまいます。自分で尾行をするにしても短時間で切り上げるほうが無難です。

尾行は対象者の情報をたくさん得られる効率の良い調査方法ですが、素人が行うにはリスクがあることも認識しておきましょう。

確実な証拠を残せない可能性が高い

身辺調査では対象者の日常生活、行動履歴、交友関係など幅広い調査をおこないます。そして、その人の実際の行為や人物像を証明するものとして証拠が必要になります。そのためには尾行・張り込みという素人にとって難しい調査がマストになります。

夜間や早朝の張り込み、証拠写真を残すための遠い場所からの撮影など、一般人にとって難易度が高い調査であることは言うまでもありません。

各種トラブルに遭う可能性がある

素人が自分で身辺調査をやる際にありがちなのが、ついつい深入りして尾行や張り込みをしてしまうことが挙げられます。探偵気取りで調査をする中で、ついつい周りが見えなくなってトラブルを起こしたり、あるいは巻き込まれるケースがあります。

  • 車で対象者を尾行するなかで交通事故を起こしてしまう
  • 張り込み時に不審者扱いを受けて近隣住民とトラブルになる
  • 対象者や住民からの通報で警察に取り調べを受ける

身辺調査を探偵に依頼するメリット

身辺調査は自分ですることも可能ですが、素人の調査には様々なリスクがあるため、探偵に依頼することをおすすめします。

身辺調査をプロの探偵に依頼する具体的なメリットを確認していきましょう。

調査対象者にバレにくい

プロの探偵に依頼すると、まず調査対象者にばれないことが大前提での調査となります。

プロならではの尾行や張り込みのテクニックを駆使し、少しでも顔が覚えられる危険性がある場合は他の調査員と交代するなど、リスクを徹底的に排除した調査を実施してくれます。

確実な証拠写真が入手できる

素人が夜間や遠くにいる人物を撮影しようとしても、スマホや簡単なデジカメでは人物の見分けがつかない写真しか撮れないケースが多いです。

その点、プロの探偵は様々な状況に対応できるように調査機器にもこだわり、暗闇でも撮影可能な暗視カメラや、かなり遠くまで撮影可能な望遠レンズなど、様々な機器を用意しています。

それらの高性能な機器により、裁判でも使えるようなはっきりとした証拠写真の入手が実現可能になるのです。

依頼者の手間が一切かからない

探偵に一旦依頼してしまえば、あとは探偵からの報告を待つだけです。

いつ動くか分からない調査対象者の張り込みや尾行に自分の貴重な時間を費やす必要もありませんし、見つかったらどうしようという余計なストレスを抱えることもありません。

プロにお任せしておけば、効率よく調査を終わらせてくれるでしょう。

身辺調査を探偵に依頼するとどこまで調べてくれる?

探偵であればなんでも調べてくれるように感じてしまいますが、実は探偵業法では「調査してはいけないこと」もきちんと定めています。

では、探偵が調べられること調べられないことを整理していきましょう。

調べられること

探偵が調べることができるのは、下記のような内容です。

  • 自宅住所
  • 家族構成
  • 勤務先
  • 交遊関係
  • 異性関係
  • 休日の過ごし方
  • ギャンブル歴
  • 消費者金融の利用(金額までは調べられない)
  • 病院の通院歴
  • 近所の評判 など

基本的に、尾行で調査できる範囲のことであれば調査可能ということになります。そのため、借金をしているかは消費者金融等の出入りで分かる場合があるものの、具体的な借金の金額などは調査することができません。

探偵でも調べることが難しいこと

探偵でも調査が難しい項目は、探偵業法や法律で違法とされていることです。具体的にはどのようなことを調べることができないのか、確認していきましょう。

国籍や差別につながる調査

国籍や差別につながる調査は、探偵業法の第七条で明確に禁止されています。

調査対象者の自宅住所や勤務先についての調査は可能ですが、国籍や差別に係わる調査を依頼することができません。

DV加害者・ストーカー目的の調査

DVやストーカーの被害者が、加害者が雇った探偵に身辺調査されてしまえば、被害をますます増大させてしまうことに繋がりかねません。

このように、依頼者の目的が「犯罪行為」に関係する可能性がある調査も、探偵は引き受けてくれません。

違法な手段での調査

調査対象者の自宅住所であれば尾行で調査可能ですが、さらに住民票や戸籍謄本の内容を確認するといった調査は依頼できません。なぜなら、住民票や戸籍謄本を本人になりすまして不正に入手することは違法行為ですので、探偵が調査することはできません。

また「盗聴器をしかける」といったことも違法行為となるので行えません。

ほかにも、対象者の下記のような個人情報も探偵は調査できません。

  • 借金の詳細な情報(借入額や残高)
  • 支払い状況
  • ブラックの有無
  • 現時点で銀行口座に残っている金額

詳しい借金額が分からずとも、消費者金融を利用しているかどうかは探偵の尾行で分かる場合もあります。どうしても借金が気になる場合は、尾行で調査してもらうことをおすすめします。

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まとめ

身辺調査を行う際は、自分で行おうとすると期待した成果が得られないばかりか、大きなリスクを背負ってしまう可能性もあります。確実な身辺調査をするなら、探偵に依頼することをおすすめします。

また、探偵にも調査できることできないことがありますので、それらを踏まえた上で依頼するようにしましょう。

メインの執筆者 探偵SOS編集部

探偵事務所のクライアントのWebコンサルティング歴10年以上の経験を持つメンバーが探偵・興信所と連携しながら執筆・監修をおこなう。探偵や調査に関連する記事執筆は年間50本の経験・実績あり。

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